前回の兵庫芸文センターでのイーハトーボ観劇は、途中予期せぬ渋滞に巻き込まれてハラハラの連続だったので、今回はゆとりを持って大劇場へ。やはり途中少し渋滞したものの、10時には駐車場に到着。
冷たい風の中を車椅子を押して大劇場に向かいました。前々回の観劇からずっと工事中だった旧チケット売り場の跡は、なんと新しい入り口に変わっていました。
それに伴い従来の門は囲いで覆われて工事中。劇場の建物も、スロープ側は従来のままですが、通常の階段入り口のドアは閉ざされていました。まだ改修工事は続くようです。
劇場内は修学旅行の女子高生軍団で活気があり、大挙して土産物売り場で買い物していました。この日ばかりはレジもフル稼働、混雑していました。私たちも宝塚フィナンシェと天下もちを買って劇場内へ。
席は先行予約でゲットした9列の下手よりの良席でした。見やすい席でした。
というわけで、ようやく観劇の感想になります。
で、いきなり全体の感想から。(笑)
芝居は、脚本・演出ともに良くできていました。担当は小柳奈穂子でまだ若手ですが、要領よくまとめていてGood Job!
でも、それはバウホールでやればの話です。大劇場でフルメンバーでやるのは厳しいですね。
なにせ原作の映画からして登場人物が少なく、役の振りようがないので、とてもじゃないけど大劇場向きとはいえません。なので通行人にたくさんの生徒を動員している場面など観たときは、ちらっと正塚作品を連想してしまいましたね。(殴)
話自体も、平凡なサラリーマンがふとしたはずみ(かな〜り不純な動機ですが(笑))でダンスを始めたことから起きた騒動程度なので盛り上がりに欠けますね。
それでも演出では気の利いた場面転換や、効果的なプロジェクタ利用、舞台もダンスの練習風景とかエキシビジョン、競技会などの見せ場では頑張って華やかに盛り上げていましたが。
というわけで、芝居を観終えての感想は、二人とも「なんとも小さい世界やねぇ」で一致しました。(笑)
まあアンドレア・シェニェを観てしまった後なので、比べられる演出家も気の毒ですが。
ちなみに当日買ったプログラムによれば、今回の芝居の話は歌劇団が小柳奈穂子に担当するよう命じたそうで、演出家の発案ではないとのこと。歌劇団としては、映画が日米で大ヒットした作品なのでその人気を当て込んだのかもしれませんが、どちらかといえば渋めの話。それを99年の締めくくり・100年の幕開けとなる節目の公演に選定した意図は私などの理解を超えるものがあります。
プログラムの表紙です↓
そんなわけで、演出家の努力は評価できるし、壮一帆を先頭に雪組メンバーも頑張っていて、それなりに楽しめたのですが、とてもリピートとはいきませんね。でもオリジナル作品だし、一度は観ておくべきとは思いますよ(ちと説得力ないかな)。
以下、主な出演者別の感想です。
まずは壮一帆から。
この人、いい意味で肩すかしでしたね。(笑)
実は最近のスカステなどを見ていてちよっと壮一帆は敬遠気味でした。なにがというと、とにかくこの人、口を開くと饒舌多弁アグレッシブ、すぐ演説調になるのが少々辛いので。(笑) サービス精神から来るのか、話に分厚い衣を付け過ぎで、聞いていてこちらが息苦しくなるのがプチ残念。
「Now on Stage」などで普通にみんなと話しているときは自然で話も面白いのですが。
以下、画像はスカイステージの「Now on Stage」の画面撮りです。モアレで汚いです。^^;↓
なので、演技もきっとやりすぎでコテコテになるのではと、ちょっと期待薄でした。でも芝居を観始めたら、これがなんとよく抑えたいい演技でした! 予想外で驚きました。考えてみたら、私たちにとっては今回の公演が彼女の雪トップ就任後初の観劇でしたね。
本当に、リチャード・ギアや役所広司のヘイリー・ハーツと比べても、「平凡」「普通」なサラリーマン度では負けていないほど(ちょっとホメすぎかな)抑制のきいた落ち着いた演技ですっかり見直しました。
ただ、いくら平凡とかフツーといわれてもね、働いているオフィスから見える高層ビル群とか、社内の様子、部下に付き合って残業しながら居眠りしている安楽なポジション、郊外とはいえ家も新築したなど、今のご時世では到底平凡とかフツーとは思えないのがやや難。原作の役所広司の会社がボタン会社(地味です)だったのに比べると全体にハイソ(死語!)ですね。
それと、マジメ一筋の彼がダンスを始めようと思い至った心境の変化などがやや説明不足。まあこれは彼女の演技の問題ではないですが。
とにかく壮一帆は、演技だけでなく歌でも、これまでの「ドヤ歌」(笑)はなくなり、芝居でもショーでも感情がこめられたいい歌になっていたのも好感度大。こんな風に芝居も歌もできるんや!と認識を改めました。
最初はこんなふうに両手に花となればと思っていたのでしょうか。↓
夢は限りなく、でも現実は厳しいです。^^;
次は妻ジョセリン役の愛加あゆです。
3Kな娘トップですね。「健康」で「健全」で「健気」な雰囲気が全身から発散されているから3K。(殴)
ふっくらしていて安心です。役ももう見るからに良妻賢母。着ている服はかなり若いですが。(笑)
でもこれまで疑ったことがなかった夫の行状に疑心暗鬼となり、探偵社に素行調査を依頼します。
芝居では自然な演技が光っていました。
ちなみに私はいつも彼女を見て、実の姉よりも彩乃かなみのほうが似ていると思って仕方がないですね。すぐ太る体質とか(殴)、歌のうまいところとか。
次はダンス教師・エラ役の早霧せいな。
ヘイリーのスケベ心を見透かすように「私を目当てにダンスに来るのは迷惑です!」とバシっと冷水を浴びせる役が似合っています。
ヘイリーもいっぺんに目が覚めたでしょうね。
早霧せいなは大人の女として全く違和感なく、声も聴きやすく自然でした。心に傷を負った影のある元トップダンサーの女性というエラをよく体現していました。硬質なキャラクターが印象的です。
ただ、少しヤセ過ぎ感があり、ちょっと痛々しい感じさえしますね。雪2番手のポジションは間違いないでしょうが、今からこんなに痩せていたら先が心配になります。
エラとは逆に、地味な今回の芝居で一番元気だったのがヘイリーの会社同僚ドニー・カーティス役の夢乃聖夏。
カクカク・クネクネと歩くだけで笑いを取っていました。
ただ、カツラを落としても頭が禿げていないのが残念(笑)。やはりここは丸禿げでないと衝撃度は少ないですね(笑)。
出番も多くて目立つ役で今回一番おいしい役でした。ただ仕事では大失敗するし、絵にかいたようなダメ社員ですがちょっとやり過ぎていてリアリティが希薄な感じが残念。
続いて目立っていたのはヘイリーの会社の同僚でドニーを目の敵にしているキャシー役の透水さらさと、ダンス教室の生徒でド派手な女性・バーバラ役の大湖せしる。どちらも美人で、ついオペラで追ってしまったり。(笑) ともにキャラクターがはっきりした役です。大湖せしるはネイティブな女役(笑)といってもいいほどきれいで、しかも大柄で目立っていましたね。夢乃聖夏と並んで今回はトクな役をもらっていました。
スカイステージの「Now on Stage」の画面撮りから↓
いつも自信満々なバーバラと対照的なヘイリー
誰に対しても強気です
でもこの後悲劇(いやコメディなので喜劇かな)が襲います↓
結末場面でキャシーとドニーの立場が逆転するのも、おきまりのパターンとはいえ楽しいです。
あと、探偵クリストファーの奏乃はるととその助手ポール・帆風成海(代役)がいい味出していました。普通だと探偵が悪い方に持っていって探偵料を稼ごうとしますが、この探偵社は良心的です。
ジョセリンにいろいろ慰めてやったりしてやさしい探偵です。年の功でしょうか。ポールが軽く狂言回しになっています。
あとは世話好きなダンス教師シーラの梨花ますみが味のある役。そしてダンスホールの歌手ジェニファーの麻樹ゆめみも歌ウマが印象に残りました。
逆に印象の薄い役が気の毒だったのがダンス教室に通う不器用な生徒ジャンの鳳翔大。
なんとも目立たない役で気の毒です。
ところで今回購入したプログラムにはこんな紙が↓。
でも休演していなくても未涼亜希が予定していたアルバート役は出番が少なかったですね。芝居では二場面ぐらいかな。
エラの相手で、競技ダンス界のトップダンサーという割には影の薄い役でした。代役の彩凪翔も少ない出番ながら頑張っていましたが。
ショー「CONGRATULATIONS 宝塚!!」は藤井大介。
100周年の祝祭ショーですね。ひたすらCONGRATULATIONSの連発。自分でお祝いとはタカラヅカらしくて能天気です。(笑)
ショーのオープニングの直後はびっくりの白衣の大軍団。なかなかインパクトがあります。白いコートを翻して踊るところは大迫力です。おまけに大挙して客席降りの大サービス。今回は客席降りも多かったです。舞台が空になりそうなほど。(笑)
衣装も白衣とその下の喪服みたいな(殴)黒っぽいもの、尼僧の衣装以外は華やかです。
びっくりといえば壮一帆の女王!といいたいところですが、最近はこの手の演出が定番で少々食傷気味ですね。脚はさすがにすんなりきれいでしたが、顔はコラージュ画像みたい(殴)で‥。^^;
私が気に入ったのはまずラテンの場面。ギターの音色がすばらしく、落ち着いた曲がよかったですね。そしてビックリだったのは早霧せいなのロックシンガー「SAGIRI」の登場するところ。良かったですね。
何がというと、歌です。歌。
彼女、芝居の方では???な心もとない歌でしたが、ショーのSAGIRIはまるで別人で、これは口パク?新手のカゲソロ?(殴)と思ったほど聴かせる迫力のロックシンガーぶり。ほんとは歌ウマだったのかと印象を改めました。これだけでもモトが取れました。(笑) あと思い残すところはもっとふっくらしてほしいことだけです。(笑)
ショーでも芝居同様、夢乃聖夏が目立っていましたね。タカラヅカ化粧が似合っていて眼にチカラがあって成長が目立ちますね。
それとショーでももっと登用してほしかったのは鳳翔大。大柄で演技力もあり私たちは期待しているのですが、ちよっとガッカリ(でもドッキリ衣装があったりでまあいいか)。今後に期待することにしましょう。
パレードのエトワールはやはり愛加あゆでした。さすがの歌で、きっと姉と違うDNAが伝えられたのでしよう。(姉にももう少し入っていたら最強ですが)
というわけで、今回も中途半端で内容希薄な感想になりましたがm(__)m、最後までお読みいただきありがとうございました。
もう私たちの今年のタカラヅカ観劇は予定終了です。新年公演のナポレオン、楽しみですね。
冷たい風の中を車椅子を押して大劇場に向かいました。前々回の観劇からずっと工事中だった旧チケット売り場の跡は、なんと新しい入り口に変わっていました。
それに伴い従来の門は囲いで覆われて工事中。劇場の建物も、スロープ側は従来のままですが、通常の階段入り口のドアは閉ざされていました。まだ改修工事は続くようです。
劇場内は修学旅行の女子高生軍団で活気があり、大挙して土産物売り場で買い物していました。この日ばかりはレジもフル稼働、混雑していました。私たちも宝塚フィナンシェと天下もちを買って劇場内へ。
席は先行予約でゲットした9列の下手よりの良席でした。見やすい席でした。
というわけで、ようやく観劇の感想になります。
で、いきなり全体の感想から。(笑)
芝居は、脚本・演出ともに良くできていました。担当は小柳奈穂子でまだ若手ですが、要領よくまとめていてGood Job!
でも、それはバウホールでやればの話です。大劇場でフルメンバーでやるのは厳しいですね。
なにせ原作の映画からして登場人物が少なく、役の振りようがないので、とてもじゃないけど大劇場向きとはいえません。なので通行人にたくさんの生徒を動員している場面など観たときは、ちらっと正塚作品を連想してしまいましたね。(殴)
話自体も、平凡なサラリーマンがふとしたはずみ(かな〜り不純な動機ですが(笑))でダンスを始めたことから起きた騒動程度なので盛り上がりに欠けますね。
それでも演出では気の利いた場面転換や、効果的なプロジェクタ利用、舞台もダンスの練習風景とかエキシビジョン、競技会などの見せ場では頑張って華やかに盛り上げていましたが。
というわけで、芝居を観終えての感想は、二人とも「なんとも小さい世界やねぇ」で一致しました。(笑)
まあアンドレア・シェニェを観てしまった後なので、比べられる演出家も気の毒ですが。
ちなみに当日買ったプログラムによれば、今回の芝居の話は歌劇団が小柳奈穂子に担当するよう命じたそうで、演出家の発案ではないとのこと。歌劇団としては、映画が日米で大ヒットした作品なのでその人気を当て込んだのかもしれませんが、どちらかといえば渋めの話。それを99年の締めくくり・100年の幕開けとなる節目の公演に選定した意図は私などの理解を超えるものがあります。
プログラムの表紙です↓
そんなわけで、演出家の努力は評価できるし、壮一帆を先頭に雪組メンバーも頑張っていて、それなりに楽しめたのですが、とてもリピートとはいきませんね。でもオリジナル作品だし、一度は観ておくべきとは思いますよ(ちと説得力ないかな)。
以下、主な出演者別の感想です。
まずは壮一帆から。
この人、いい意味で肩すかしでしたね。(笑)
実は最近のスカステなどを見ていてちよっと壮一帆は敬遠気味でした。なにがというと、とにかくこの人、口を開くと饒舌多弁アグレッシブ、すぐ演説調になるのが少々辛いので。(笑) サービス精神から来るのか、話に分厚い衣を付け過ぎで、聞いていてこちらが息苦しくなるのがプチ残念。
「Now on Stage」などで普通にみんなと話しているときは自然で話も面白いのですが。
以下、画像はスカイステージの「Now on Stage」の画面撮りです。モアレで汚いです。^^;↓
なので、演技もきっとやりすぎでコテコテになるのではと、ちょっと期待薄でした。でも芝居を観始めたら、これがなんとよく抑えたいい演技でした! 予想外で驚きました。考えてみたら、私たちにとっては今回の公演が彼女の雪トップ就任後初の観劇でしたね。
本当に、リチャード・ギアや役所広司のヘイリー・ハーツと比べても、「平凡」「普通」なサラリーマン度では負けていないほど(ちょっとホメすぎかな)抑制のきいた落ち着いた演技ですっかり見直しました。
ただ、いくら平凡とかフツーといわれてもね、働いているオフィスから見える高層ビル群とか、社内の様子、部下に付き合って残業しながら居眠りしている安楽なポジション、郊外とはいえ家も新築したなど、今のご時世では到底平凡とかフツーとは思えないのがやや難。原作の役所広司の会社がボタン会社(地味です)だったのに比べると全体にハイソ(死語!)ですね。
それと、マジメ一筋の彼がダンスを始めようと思い至った心境の変化などがやや説明不足。まあこれは彼女の演技の問題ではないですが。
とにかく壮一帆は、演技だけでなく歌でも、これまでの「ドヤ歌」(笑)はなくなり、芝居でもショーでも感情がこめられたいい歌になっていたのも好感度大。こんな風に芝居も歌もできるんや!と認識を改めました。
最初はこんなふうに両手に花となればと思っていたのでしょうか。↓
夢は限りなく、でも現実は厳しいです。^^;
次は妻ジョセリン役の愛加あゆです。
3Kな娘トップですね。「健康」で「健全」で「健気」な雰囲気が全身から発散されているから3K。(殴)
ふっくらしていて安心です。役ももう見るからに良妻賢母。着ている服はかなり若いですが。(笑)
でもこれまで疑ったことがなかった夫の行状に疑心暗鬼となり、探偵社に素行調査を依頼します。
芝居では自然な演技が光っていました。
ちなみに私はいつも彼女を見て、実の姉よりも彩乃かなみのほうが似ていると思って仕方がないですね。すぐ太る体質とか(殴)、歌のうまいところとか。
次はダンス教師・エラ役の早霧せいな。
ヘイリーのスケベ心を見透かすように「私を目当てにダンスに来るのは迷惑です!」とバシっと冷水を浴びせる役が似合っています。
ヘイリーもいっぺんに目が覚めたでしょうね。
早霧せいなは大人の女として全く違和感なく、声も聴きやすく自然でした。心に傷を負った影のある元トップダンサーの女性というエラをよく体現していました。硬質なキャラクターが印象的です。
ただ、少しヤセ過ぎ感があり、ちょっと痛々しい感じさえしますね。雪2番手のポジションは間違いないでしょうが、今からこんなに痩せていたら先が心配になります。
エラとは逆に、地味な今回の芝居で一番元気だったのがヘイリーの会社同僚ドニー・カーティス役の夢乃聖夏。
カクカク・クネクネと歩くだけで笑いを取っていました。
ただ、カツラを落としても頭が禿げていないのが残念(笑)。やはりここは丸禿げでないと衝撃度は少ないですね(笑)。
出番も多くて目立つ役で今回一番おいしい役でした。ただ仕事では大失敗するし、絵にかいたようなダメ社員ですがちょっとやり過ぎていてリアリティが希薄な感じが残念。
続いて目立っていたのはヘイリーの会社の同僚でドニーを目の敵にしているキャシー役の透水さらさと、ダンス教室の生徒でド派手な女性・バーバラ役の大湖せしる。どちらも美人で、ついオペラで追ってしまったり。(笑) ともにキャラクターがはっきりした役です。大湖せしるはネイティブな女役(笑)といってもいいほどきれいで、しかも大柄で目立っていましたね。夢乃聖夏と並んで今回はトクな役をもらっていました。
スカイステージの「Now on Stage」の画面撮りから↓
いつも自信満々なバーバラと対照的なヘイリー
誰に対しても強気です
でもこの後悲劇(いやコメディなので喜劇かな)が襲います↓
結末場面でキャシーとドニーの立場が逆転するのも、おきまりのパターンとはいえ楽しいです。
あと、探偵クリストファーの奏乃はるととその助手ポール・帆風成海(代役)がいい味出していました。普通だと探偵が悪い方に持っていって探偵料を稼ごうとしますが、この探偵社は良心的です。
ジョセリンにいろいろ慰めてやったりしてやさしい探偵です。年の功でしょうか。ポールが軽く狂言回しになっています。
あとは世話好きなダンス教師シーラの梨花ますみが味のある役。そしてダンスホールの歌手ジェニファーの麻樹ゆめみも歌ウマが印象に残りました。
逆に印象の薄い役が気の毒だったのがダンス教室に通う不器用な生徒ジャンの鳳翔大。
なんとも目立たない役で気の毒です。
ところで今回購入したプログラムにはこんな紙が↓。
でも休演していなくても未涼亜希が予定していたアルバート役は出番が少なかったですね。芝居では二場面ぐらいかな。
エラの相手で、競技ダンス界のトップダンサーという割には影の薄い役でした。代役の彩凪翔も少ない出番ながら頑張っていましたが。
ショー「CONGRATULATIONS 宝塚!!」は藤井大介。
100周年の祝祭ショーですね。ひたすらCONGRATULATIONSの連発。自分でお祝いとはタカラヅカらしくて能天気です。(笑)
ショーのオープニングの直後はびっくりの白衣の大軍団。なかなかインパクトがあります。白いコートを翻して踊るところは大迫力です。おまけに大挙して客席降りの大サービス。今回は客席降りも多かったです。舞台が空になりそうなほど。(笑)
衣装も白衣とその下の喪服みたいな(殴)黒っぽいもの、尼僧の衣装以外は華やかです。
びっくりといえば壮一帆の女王!といいたいところですが、最近はこの手の演出が定番で少々食傷気味ですね。脚はさすがにすんなりきれいでしたが、顔はコラージュ画像みたい(殴)で‥。^^;
私が気に入ったのはまずラテンの場面。ギターの音色がすばらしく、落ち着いた曲がよかったですね。そしてビックリだったのは早霧せいなのロックシンガー「SAGIRI」の登場するところ。良かったですね。
何がというと、歌です。歌。
彼女、芝居の方では???な心もとない歌でしたが、ショーのSAGIRIはまるで別人で、これは口パク?新手のカゲソロ?(殴)と思ったほど聴かせる迫力のロックシンガーぶり。ほんとは歌ウマだったのかと印象を改めました。これだけでもモトが取れました。(笑) あと思い残すところはもっとふっくらしてほしいことだけです。(笑)
ショーでも芝居同様、夢乃聖夏が目立っていましたね。タカラヅカ化粧が似合っていて眼にチカラがあって成長が目立ちますね。
それとショーでももっと登用してほしかったのは鳳翔大。大柄で演技力もあり私たちは期待しているのですが、ちよっとガッカリ(でもドッキリ衣装があったりでまあいいか)。今後に期待することにしましょう。
パレードのエトワールはやはり愛加あゆでした。さすがの歌で、きっと姉と違うDNAが伝えられたのでしよう。(姉にももう少し入っていたら最強ですが)
というわけで、今回も中途半端で内容希薄な感想になりましたがm(__)m、最後までお読みいただきありがとうございました。
もう私たちの今年のタカラヅカ観劇は予定終了です。新年公演のナポレオン、楽しみですね。