2005年に購入したキヤノンのインクジェットプリンタ・iP7500がとうとうご臨終。
今回はその顛末についてご報告です。
私が最初に買ったプリンタは、NECのPC-9801VX21と同時購入の、NECのドットインパクトプリンタPC-PR201です。複写用紙に印刷するため猛烈にうるさく、文字もドットが荒くて汚いので、間もなくキヤノンのバブルジェットプリンタを追加購入。
このプリンタ、当時としては印字がきれいで満足していましたが、Windows95が発売されてまもなく買ったエプソンのPM-750Cのカラー印刷の見事さに驚き、まもなくキヤノンはお払い箱。テキストの印刷には十分使えたので、商売に使うという知人に譲りました。
しかしその期待のPM-750Cは極めて短命で、その後継として購入したPM-820Cも同様に長くはもたず、さらにPM-930Cの購入となりました。でもこれもすぐ壊れました。
どれも保証期間が過ぎてすぐ故障するなど、よくできたタイマーでした。
このエプソンの余りの短命ぶりに愛想が尽きて、そろそろ画質に引けを取らなくなったキヤノンiP7500に乗り換えを決意。
エプソンと違っていろいろ快適で、気持ち良く使ってきましたが、やがて電源が入りにくくなって修理。復活して、そのあと、謎の自動電源オンオフ機能を見つけたりして使い続けてきましたが、とうとう全く電源が入らなくなりました。何をやってもダメ。
まあそれでも、iP7500はエプソンの各機種に比べたら遥かに長寿命でしたが。
しかし、ここで廃棄するには、買いためていた手持ちのインクがもったいない。
詰め替え用のインクや、ICのリセッターなどを合わせたら大体9,000円以上になるでしょうか。
知り合いに譲るにも、もはや7eというインクを使っている者も身近にいないので、本体と一緒に廃棄するしかありません。なんとか無駄にしないようにと、適当な同型のジャンク品でも入手して、部品どりで再生して延命できないかと、悪あがきにチャレンジすることにしました。
タイミングよく某オークションで入札期限が近い手ごろな不動品を見つけました。値段は500円ですが、送料が1,500円かかるのが微妙なところです。でもまあお遊びと思って応札。落札して送られてきたのがコレ↓でした。
きちんと梱包されていました。↓
見たところはまあまあですが、この状態で電源ボタンを押したら一瞬LEDが光りました。一瞬だけですが。(笑)
これは良品かも!と淡い期待を抱きながら、とりあえず解体にかかりました。
キヤノンの製品は現在の工業製品の典型で、外装はネジ不使用です。
左右のカバーは指定箇所をマイナスドライバーでちょっとこじればパカンとはずれます。
その下にある一体になった黒いカバーは、まず背面の2箇所の穴にマイナスドライバーの先を差し込めばストッパーが外れて少し持ち上がります。
後ろを浮かせたまま今度は、前部にあるシャーシー部左右との組み合わせ部を横にずらすと外れます。
先の通りスイッチ基板は使えそうなので、メイン基板をチェック。基板をよくよく見ると、壊れた私のiP7500より古いロット番号が記されていました。
それで、まずジャンク品からスイッチ基板だけ私のiP7500に移植。でも全く反応なし。(^^;
次にメイン基板もジャンクから移植したら、今度はあっけなく電源は入りました。
カタカタと聞きなれた音がしています。ヤッタ〜、成功と思ったのも束の間、エラーLEDが点滅してそれ以上動きません。点滅回数は2回。
これはキヤノンのサイトでは「用紙がセットされていない /給紙ができない」エラーとのことですが、用紙はカセットに入れてセット済み。何度セットしなおしても点滅は止まりません。
対処方法はいろいろ書かれていますが、最後は「それでも直らない場合は、修理が必要な可能性があります。」とのこと。
カセット差込口周辺を見てもそれらしいセンサーは見当たらず、なにより第一にインクタンクのLEDがすべて消えたままなので、どうやら根本的なところがダメみたいです。最後に、私のiP7500のメイン基板+ジャンク品のスイッチ基板の組み合わせをジャンクiP7500に移植してみましたが、これは全く電源が入らずダメ。
ガックリでしたが、まあこれで買い替えの決心がつきました。(笑) おかげで基板の交換作業はプロ並みに慣れました。(殴)
教訓:スキルなしの悪あがきは時間とお金の浪費。何事も諦めが肝心。(笑)
後継機種としては、iP7500と比べたらインクタンクが小さくなって
いますが、まあPIXUS MG7130ぐらいかと安いところを調べていたら、昨年発売のMG6330と仕様の差異がほとんどないことが判明。値段も半額近く格段に安いので、MG6330にしました。
Wifi設定も簡単で、自動電源オンオフにも対応していて便利です。
ただし、残念なのは、これまでキヤノンの美点だった透明のインクタンクが真っ黒・不透明なケースになってしまったこと。これでエプソン同様に、目視での残量確認が出来なくなりましたね。キヤノンもとうとうインクが残っていても交換させるエプソン流の販売戦略に転換でしょうか。
それと流行のツルピカ外装もすぐスリ傷がついてしまうのはいただけないです。
iP75002台は先週、まとめて不燃ゴミの日に回収されていきました。8年使えた長寿命の機種だったのに残念です。
さて、なんとか7eのインクの引き取り先を探さなくては。^^;
今回はその顛末についてご報告です。
私が最初に買ったプリンタは、NECのPC-9801VX21と同時購入の、NECのドットインパクトプリンタPC-PR201です。複写用紙に印刷するため猛烈にうるさく、文字もドットが荒くて汚いので、間もなくキヤノンのバブルジェットプリンタを追加購入。
このプリンタ、当時としては印字がきれいで満足していましたが、Windows95が発売されてまもなく買ったエプソンのPM-750Cのカラー印刷の見事さに驚き、まもなくキヤノンはお払い箱。テキストの印刷には十分使えたので、商売に使うという知人に譲りました。
しかしその期待のPM-750Cは極めて短命で、その後継として購入したPM-820Cも同様に長くはもたず、さらにPM-930Cの購入となりました。でもこれもすぐ壊れました。
どれも保証期間が過ぎてすぐ故障するなど、よくできたタイマーでした。
このエプソンの余りの短命ぶりに愛想が尽きて、そろそろ画質に引けを取らなくなったキヤノンiP7500に乗り換えを決意。
エプソンと違っていろいろ快適で、気持ち良く使ってきましたが、やがて電源が入りにくくなって修理。復活して、そのあと、謎の自動電源オンオフ機能を見つけたりして使い続けてきましたが、とうとう全く電源が入らなくなりました。何をやってもダメ。
まあそれでも、iP7500はエプソンの各機種に比べたら遥かに長寿命でしたが。
しかし、ここで廃棄するには、買いためていた手持ちのインクがもったいない。
詰め替え用のインクや、ICのリセッターなどを合わせたら大体9,000円以上になるでしょうか。
知り合いに譲るにも、もはや7eというインクを使っている者も身近にいないので、本体と一緒に廃棄するしかありません。なんとか無駄にしないようにと、適当な同型のジャンク品でも入手して、部品どりで再生して延命できないかと、悪あがきにチャレンジすることにしました。
タイミングよく某オークションで入札期限が近い手ごろな不動品を見つけました。値段は500円ですが、送料が1,500円かかるのが微妙なところです。でもまあお遊びと思って応札。落札して送られてきたのがコレ↓でした。
きちんと梱包されていました。↓
見たところはまあまあですが、この状態で電源ボタンを押したら一瞬LEDが光りました。一瞬だけですが。(笑)
これは良品かも!と淡い期待を抱きながら、とりあえず解体にかかりました。
キヤノンの製品は現在の工業製品の典型で、外装はネジ不使用です。
左右のカバーは指定箇所をマイナスドライバーでちょっとこじればパカンとはずれます。
その下にある一体になった黒いカバーは、まず背面の2箇所の穴にマイナスドライバーの先を差し込めばストッパーが外れて少し持ち上がります。
後ろを浮かせたまま今度は、前部にあるシャーシー部左右との組み合わせ部を横にずらすと外れます。
先の通りスイッチ基板は使えそうなので、メイン基板をチェック。基板をよくよく見ると、壊れた私のiP7500より古いロット番号が記されていました。
それで、まずジャンク品からスイッチ基板だけ私のiP7500に移植。でも全く反応なし。(^^;
次にメイン基板もジャンクから移植したら、今度はあっけなく電源は入りました。
カタカタと聞きなれた音がしています。ヤッタ〜、成功と思ったのも束の間、エラーLEDが点滅してそれ以上動きません。点滅回数は2回。
これはキヤノンのサイトでは「用紙がセットされていない /給紙ができない」エラーとのことですが、用紙はカセットに入れてセット済み。何度セットしなおしても点滅は止まりません。
対処方法はいろいろ書かれていますが、最後は「それでも直らない場合は、修理が必要な可能性があります。」とのこと。
カセット差込口周辺を見てもそれらしいセンサーは見当たらず、なにより第一にインクタンクのLEDがすべて消えたままなので、どうやら根本的なところがダメみたいです。最後に、私のiP7500のメイン基板+ジャンク品のスイッチ基板の組み合わせをジャンクiP7500に移植してみましたが、これは全く電源が入らずダメ。
ガックリでしたが、まあこれで買い替えの決心がつきました。(笑) おかげで基板の交換作業はプロ並みに慣れました。(殴)
教訓:スキルなしの悪あがきは時間とお金の浪費。何事も諦めが肝心。(笑)
後継機種としては、iP7500と比べたらインクタンクが小さくなって
いますが、まあPIXUS MG7130ぐらいかと安いところを調べていたら、昨年発売のMG6330と仕様の差異がほとんどないことが判明。値段も半額近く格段に安いので、MG6330にしました。
Wifi設定も簡単で、自動電源オンオフにも対応していて便利です。
ただし、残念なのは、これまでキヤノンの美点だった透明のインクタンクが真っ黒・不透明なケースになってしまったこと。これでエプソン同様に、目視での残量確認が出来なくなりましたね。キヤノンもとうとうインクが残っていても交換させるエプソン流の販売戦略に転換でしょうか。
それと流行のツルピカ外装もすぐスリ傷がついてしまうのはいただけないです。
iP75002台は先週、まとめて不燃ゴミの日に回収されていきました。8年使えた長寿命の機種だったのに残念です。
さて、なんとか7eのインクの引き取り先を探さなくては。^^;