7月3日(木)に宝塚大劇場で、雪組公演『一夢庵風流記 前田慶次』&『My Dream TAKARAZUKA』を観てきました。
大劇場は5月3日以来ちょうど2カ月ぶり。5月も同じくらいの間隔での観劇だったので、今年は100周年なのに観劇の回数が少ないです。
しかし、2か月もブランクがあると、大劇場も新鮮な感じで、ちょっと懐かしささえ感じたほど。(笑)
ヨメさんも同感だったようで、あいにくの雨にもかかわらず、大劇場の前で記念写真を撮ろうと言い出したり。(笑)
とくに先月から兵庫芸文センターやドラマシティでの観劇が続いていたので、久しぶりに劇場の売店でフィナンシェを買ったり、公演関連のパンフレットやスカステの番組紹介誌をもらったりしながら、どことなく暖かなこの宝塚の雰囲気もいいもんだなと思いました。
そして、とくに贔屓の組でもないので、余り期待せずに観たこの舞台でしたが、これが望外の出来でした!
チケットさえあればまた観たいと思った宝塚は本当に久しぶり。
さらに、芝居はよくてもショーになるとよく寝てしまったりする私ですが(殴)、今回はなんと一睡もせずに観てしまいました。それどころか、禁断の歌の連続で、不覚にも涙腺が緩みそうになることもたびたび。(笑)
舞台でも宝塚の良さを再認識の観劇となりました。
ネタバレありの感想です。相も変わらず長いだけで中身の無い感想ですが(笑)、御用とお急ぎが無ければどうぞご覧ください。(笑)
いつものとおり敬称略です。座席は残念ながら19列。でもドセンターなので舞台全体がよく見えました。
で、まず芝居のほうの感想です。
いい舞台でした! かなり込み入った話で役も多いのに破綻せず(笑)、テンポがよくグイグイ進んでいきます。
人物像も簡潔で分かりやすい。強いて難を言えば、かなり詰め込んでいるので、個々の話のディテールが若干はしょられている感じもしないではないですが、一本物ではないので仕方がないか。逆に一本物ではないのに、よくここまで話が展開できるものだと感心しながら観劇していました。密度の濃い脚本です。
劇中の歌『散らば花のごとく』と『薄墨の花片』もよかった。特に前者は耳によくなじむメロディで、聞きながら、あれ、ひょっとして寺田瀧雄?と思ったり。
あとでプログラムを見たら両曲とも作曲/高橋 城とありました。この人の曲、最近あまり聞いた覚えがなかったのですが(私が知らないだけかな)、さすがにいい曲でした。もっとこの歌の場面があればよかったのですが。
加えて舞台装置も凝っていて、とっかえひっかえの衣装も豪華。信長の衣装など、たったワンシーンだけなのにもったいなかったです。(笑)
劇の背景に描かれた洛中洛外図屏風みたいな絵も丁寧に描かれていて見ごたえありでした。またオープニングのプロジェクタの使い方と開演の挨拶の組み合わせなども洒落ていて、劇への期待を高めていました。
そして異例の特別客演の松風も目立っていましたね。愛馬ぶりが素晴らしく、登場するたびに客席の注目を集めていました。
↓当日買ったプログラムから
私たちは原作を読んでいないままの観劇でしたが、問題なかったです。後日、本屋でチラッと立ち読みしましたが、舞台化にあたって大幅に役や筋書きが変えられて原作とはかけ離れたものになっているので、事前に読んでも余り意味がなさそうです。大体原作を読まないと理解できない脚本ではダメだし。
まあとにかく、緩急自在の話の展開と、宝塚ならではの大所帯を生かした演出の大野拓史得意の多彩な配役が今回は効果的で、最後のドンデン返しまで飽きさせないのはたいしたものでした。
楽市楽座に代表されるあの時代特有の、活気のある世相や庶民の自由な暮らしぶりが、たびたび挿入された群舞でよく表現されていました。
観終わって、何とも言えない爽快な余韻に浸れました。100周年にふさわしいいい芝居でした。
さて主な出演者についての感想です。
まず前田慶次の壮一帆。
まさに宛書といっていいほどのハマリ役。
飄々として人生を達観していて自由闊達・豪放磊落・奔放不羈(←四文字熟語連発(笑))、しかも鎧の上から袈裟掛けで相手を切って捨てる剣の達人。そんな前田慶次を壮一帆は極めて自然に演じていました。
利家を水風呂に入れる策略などでも場内を湧かせていました。利家役の奏乃はると、うまかったですね。初めは専科の誰かかと思ったほど。
乗馬も様になっていました。馬の松風もさすがにプロの仕事で、思わず見とれてしまいました。
いい役に巡り合えたものですね。退団にふさわしい良作ですが、出来たらトップ就任公演でやってもらいたかったですね。
以前ときどき感じられた「ドヤ歌」(殴)風な力みもなく、余裕の歌唱力で耳に心地よかったです。
彼女の芝居はあまり観ていなくて、記憶にあるのは10年前に観た『送られなかった手紙』での好演ぐらいですが、今回の芝居はそれと並ぶ印象に残るいい舞台でした。
壮一帆は、歌も演技も定評のある実力を持ちながら、トップ就任が遅れて、その間思うところも多々あったでしょうが、めげずに続けてきた姿には、こちらもいろいろ感じとることが多かったですね。そしてトップ就任を自分のことのように喜んでいた蘭寿とむの姿も印象的でした。
長い宝塚生活を締めくくるいい作品に巡り合えて、本当によかったと思います。
(ただこの人、演技とは無関係ですが、スカステのインタビューやNow on Stageなどで話すとき、中小企業の社長さんが従業員や部下に訓示しているような演説口調になるのがいつも気になります。(笑))
次は利家の正妻・まつの愛加あゆ。
原作では正妻の立場など全く意に介さず、自由奔放に生きる女性とか書いていましたが、この人の顔を見ているとどうしても良妻賢母とか、健康・健全・健気の3Kイメージ(またか!(殴))がつきまとって、ちょっと劇中のキャラクタと設定との違和感アリでした。でも歌も演技も全く危なげなく、娘トップの貫禄さえ感じさせる存在になっていました。
最後のほうの場面で慶次と助右衛門があっていると聞いて駆けつけるところが見せ場で、そのただならぬ様子がその後の展開を盛り上げていました。
しかし、10数年前のNHKの大河ドラマ『利家とまつ』のイメージがあったので、原作を読んの貞操観念ゼロ(笑)という「まつ」像はびっくりでした。
↓いいコンビになっていました。
つぎは奥村助右衛門役の早霧せいなです。
この人、ひとり寂しく横笛を吹いている場面が多く、影のような存在かと思ったら、実は「腹に一物・背中に二物」な複雑な人物でしたね。「親友」であることとと「忠臣」たることが背反する苦悩を笛で紛らわせていたのか。そんな影のある演技がよかったですが、最初の慶次との会話の場面、壮一帆と違ってちょっと台詞が聞き取りにくかったです。ヨメさんも幕間で同じ感想でした。
さすがの演技と歌だったのが、謎の人物・二郎三郎役の一樹千尋。
狂言回しでもあるこの二郎三郎という人物、でも存在感たっぷりなので、タダモノではないことがすぐわかります。
一樹千尋が出てくるだけで安心してしまう私たちですが、今回も貫禄充分な演技でした。
そして同じく専科から秀吉役で出演の夏美ようもよかった。
このふたり↓でどれだけ舞台に厚みが出たことか。でも夏美よう、少し枯れすぎみたいな。(笑)
あと、深草重太夫役の夢乃聖夏がいつもの得意の笑いで高得点。
ただ、もうそろそろ黒い役とか敵役での彼女の演技が見てみたいです。眼の力も強くて演技もパワーがあるので、シリアスな役で舞台に上がってほしいと思います。
黒い役といえば、雪丸役の未涼亜希と、慶次を狙う捨丸の咲妃みゆです。
未涼亜希もこの公演で退団ですが、もったいないですね。他の組でも同じような中堅クラスがどんどん退団していっていますが、本当に惜しいです。
で、雪丸ですが、不気味な存在でさすがの迫力。見るからに手ごわそうです。でもちょっとかわいそうな面も。
直江兼続役の鳳翔大と。この人、余り出番がなく惜しいです。まあ最後で出られたが。
加奈(助右衛門の妹でまつの侍女・加奈の大湖せしるとの絡みも見どころでした。
そして刺客の捨丸の咲妃みゆ。美味しい役です。でも見ているとかわいらしさのほうが先に立って、よくやっているねという感じで見てしまいました。(笑)
ただ、Now on Stageなどで、慣れないせいかたどたどしく話している様子↓から受ける印象よりはよく演じていましたね。
身のこなしにもキレがあり、表情も引き締まっていて十分役になりきっていました。期待の星です。
慶次には軽くあしらわれていましたが。(笑)
しかし、まあとにかく役が多くて、とても紹介できません。だいたい一回観ただけでは到底無理。
なので、東京で観劇予定の方、ぜひリピートされることをお勧めします。
次はショーの方です。
最初に書きましたが、このショー、まるまるサヨナラショーです。(笑)
挿入された『My Dream TAKARAZUKA』と『伝説誕生』(阿木耀子作詞)の歌詞などまんま壮一帆への送辞です。
「たとえライバルだって最高の友達」なんて歌われたら、贔屓でもない私でもついホロリとしてしまったり。^^;
加えて退団者の踊る場面も多く、これでは東京公演の千秋楽が思いやられますね。(笑)
ショーも大人数での群舞の連続で(ヨメさんは多過ぎ!と不満気味(笑))、迫力がありました。
今回とくに感じたのは衣装の色が素晴らしいこと。大人っぽい粋な色彩が冴えていました。
それと、先の2曲以外でも、たとえば黒燕尾の場面で『風のささやき』が流れたり、
別の場面でもおなじみの『ケ・サラ』が歌われたりで、年寄りを泣かせるサヨナラショー全開です。ヅカ観劇が初めてらしい団体客が多いこの日の客席でしたが、これをどう感じたのか感想が気になったりしました。
以下、個人別にショーのご紹介です。
まず壮一帆から。
そして愛加あゆ。
早霧せいな。1枚だけですみません。m(__)m
未涼亜希です。渋いです。惜しいです。
エトワールも
最後はオマケで(殴)咲妃みゆ。
これもオマケで、この公演のNow on Stage収録後に退団する3人に花束贈呈の様子です。
なにかホノボノとしていて、いい光景でした。
というわけで、雪組公演、本当にいい舞台でした。
今回も忍耐強くご覧頂いて(笑)、どうもありがとうございました。
次の宝塚は今月下旬の星組ですが、理事さんのご降臨な公演なので果たしてどうなることやら。^^;
大劇場は5月3日以来ちょうど2カ月ぶり。5月も同じくらいの間隔での観劇だったので、今年は100周年なのに観劇の回数が少ないです。
しかし、2か月もブランクがあると、大劇場も新鮮な感じで、ちょっと懐かしささえ感じたほど。(笑)
ヨメさんも同感だったようで、あいにくの雨にもかかわらず、大劇場の前で記念写真を撮ろうと言い出したり。(笑)
とくに先月から兵庫芸文センターやドラマシティでの観劇が続いていたので、久しぶりに劇場の売店でフィナンシェを買ったり、公演関連のパンフレットやスカステの番組紹介誌をもらったりしながら、どことなく暖かなこの宝塚の雰囲気もいいもんだなと思いました。
そして、とくに贔屓の組でもないので、余り期待せずに観たこの舞台でしたが、これが望外の出来でした!
チケットさえあればまた観たいと思った宝塚は本当に久しぶり。
さらに、芝居はよくてもショーになるとよく寝てしまったりする私ですが(殴)、今回はなんと一睡もせずに観てしまいました。それどころか、禁断の歌の連続で、不覚にも涙腺が緩みそうになることもたびたび。(笑)
舞台でも宝塚の良さを再認識の観劇となりました。
ネタバレありの感想です。相も変わらず長いだけで中身の無い感想ですが(笑)、御用とお急ぎが無ければどうぞご覧ください。(笑)
いつものとおり敬称略です。座席は残念ながら19列。でもドセンターなので舞台全体がよく見えました。
で、まず芝居のほうの感想です。
いい舞台でした! かなり込み入った話で役も多いのに破綻せず(笑)、テンポがよくグイグイ進んでいきます。
人物像も簡潔で分かりやすい。強いて難を言えば、かなり詰め込んでいるので、個々の話のディテールが若干はしょられている感じもしないではないですが、一本物ではないので仕方がないか。逆に一本物ではないのに、よくここまで話が展開できるものだと感心しながら観劇していました。密度の濃い脚本です。
劇中の歌『散らば花のごとく』と『薄墨の花片』もよかった。特に前者は耳によくなじむメロディで、聞きながら、あれ、ひょっとして寺田瀧雄?と思ったり。
あとでプログラムを見たら両曲とも作曲/高橋 城とありました。この人の曲、最近あまり聞いた覚えがなかったのですが(私が知らないだけかな)、さすがにいい曲でした。もっとこの歌の場面があればよかったのですが。
加えて舞台装置も凝っていて、とっかえひっかえの衣装も豪華。信長の衣装など、たったワンシーンだけなのにもったいなかったです。(笑)
劇の背景に描かれた洛中洛外図屏風みたいな絵も丁寧に描かれていて見ごたえありでした。またオープニングのプロジェクタの使い方と開演の挨拶の組み合わせなども洒落ていて、劇への期待を高めていました。
そして異例の特別客演の松風も目立っていましたね。愛馬ぶりが素晴らしく、登場するたびに客席の注目を集めていました。
↓当日買ったプログラムから
私たちは原作を読んでいないままの観劇でしたが、問題なかったです。後日、本屋でチラッと立ち読みしましたが、舞台化にあたって大幅に役や筋書きが変えられて原作とはかけ離れたものになっているので、事前に読んでも余り意味がなさそうです。大体原作を読まないと理解できない脚本ではダメだし。
まあとにかく、緩急自在の話の展開と、宝塚ならではの大所帯を生かした演出の大野拓史得意の多彩な配役が今回は効果的で、最後のドンデン返しまで飽きさせないのはたいしたものでした。
楽市楽座に代表されるあの時代特有の、活気のある世相や庶民の自由な暮らしぶりが、たびたび挿入された群舞でよく表現されていました。
観終わって、何とも言えない爽快な余韻に浸れました。100周年にふさわしいいい芝居でした。
さて主な出演者についての感想です。
まず前田慶次の壮一帆。
まさに宛書といっていいほどのハマリ役。
飄々として人生を達観していて自由闊達・豪放磊落・奔放不羈(←四文字熟語連発(笑))、しかも鎧の上から袈裟掛けで相手を切って捨てる剣の達人。そんな前田慶次を壮一帆は極めて自然に演じていました。
利家を水風呂に入れる策略などでも場内を湧かせていました。利家役の奏乃はると、うまかったですね。初めは専科の誰かかと思ったほど。
乗馬も様になっていました。馬の松風もさすがにプロの仕事で、思わず見とれてしまいました。
いい役に巡り合えたものですね。退団にふさわしい良作ですが、出来たらトップ就任公演でやってもらいたかったですね。
以前ときどき感じられた「ドヤ歌」(殴)風な力みもなく、余裕の歌唱力で耳に心地よかったです。
彼女の芝居はあまり観ていなくて、記憶にあるのは10年前に観た『送られなかった手紙』での好演ぐらいですが、今回の芝居はそれと並ぶ印象に残るいい舞台でした。
壮一帆は、歌も演技も定評のある実力を持ちながら、トップ就任が遅れて、その間思うところも多々あったでしょうが、めげずに続けてきた姿には、こちらもいろいろ感じとることが多かったですね。そしてトップ就任を自分のことのように喜んでいた蘭寿とむの姿も印象的でした。
長い宝塚生活を締めくくるいい作品に巡り合えて、本当によかったと思います。
(ただこの人、演技とは無関係ですが、スカステのインタビューやNow on Stageなどで話すとき、中小企業の社長さんが従業員や部下に訓示しているような演説口調になるのがいつも気になります。(笑))
次は利家の正妻・まつの愛加あゆ。
原作では正妻の立場など全く意に介さず、自由奔放に生きる女性とか書いていましたが、この人の顔を見ているとどうしても良妻賢母とか、健康・健全・健気の3Kイメージ(またか!(殴))がつきまとって、ちょっと劇中のキャラクタと設定との違和感アリでした。でも歌も演技も全く危なげなく、娘トップの貫禄さえ感じさせる存在になっていました。
最後のほうの場面で慶次と助右衛門があっていると聞いて駆けつけるところが見せ場で、そのただならぬ様子がその後の展開を盛り上げていました。
しかし、10数年前のNHKの大河ドラマ『利家とまつ』のイメージがあったので、原作を読んの貞操観念ゼロ(笑)という「まつ」像はびっくりでした。
↓いいコンビになっていました。
つぎは奥村助右衛門役の早霧せいなです。
この人、ひとり寂しく横笛を吹いている場面が多く、影のような存在かと思ったら、実は「腹に一物・背中に二物」な複雑な人物でしたね。「親友」であることとと「忠臣」たることが背反する苦悩を笛で紛らわせていたのか。そんな影のある演技がよかったですが、最初の慶次との会話の場面、壮一帆と違ってちょっと台詞が聞き取りにくかったです。ヨメさんも幕間で同じ感想でした。
さすがの演技と歌だったのが、謎の人物・二郎三郎役の一樹千尋。
狂言回しでもあるこの二郎三郎という人物、でも存在感たっぷりなので、タダモノではないことがすぐわかります。
一樹千尋が出てくるだけで安心してしまう私たちですが、今回も貫禄充分な演技でした。
そして同じく専科から秀吉役で出演の夏美ようもよかった。
このふたり↓でどれだけ舞台に厚みが出たことか。でも夏美よう、少し枯れすぎみたいな。(笑)
あと、深草重太夫役の夢乃聖夏がいつもの得意の笑いで高得点。
ただ、もうそろそろ黒い役とか敵役での彼女の演技が見てみたいです。眼の力も強くて演技もパワーがあるので、シリアスな役で舞台に上がってほしいと思います。
黒い役といえば、雪丸役の未涼亜希と、慶次を狙う捨丸の咲妃みゆです。
未涼亜希もこの公演で退団ですが、もったいないですね。他の組でも同じような中堅クラスがどんどん退団していっていますが、本当に惜しいです。
で、雪丸ですが、不気味な存在でさすがの迫力。見るからに手ごわそうです。でもちょっとかわいそうな面も。
直江兼続役の鳳翔大と。この人、余り出番がなく惜しいです。まあ最後で出られたが。
加奈(助右衛門の妹でまつの侍女・加奈の大湖せしるとの絡みも見どころでした。
そして刺客の捨丸の咲妃みゆ。美味しい役です。でも見ているとかわいらしさのほうが先に立って、よくやっているねという感じで見てしまいました。(笑)
ただ、Now on Stageなどで、慣れないせいかたどたどしく話している様子↓から受ける印象よりはよく演じていましたね。
身のこなしにもキレがあり、表情も引き締まっていて十分役になりきっていました。期待の星です。
慶次には軽くあしらわれていましたが。(笑)
しかし、まあとにかく役が多くて、とても紹介できません。だいたい一回観ただけでは到底無理。
なので、東京で観劇予定の方、ぜひリピートされることをお勧めします。
次はショーの方です。
最初に書きましたが、このショー、まるまるサヨナラショーです。(笑)
挿入された『My Dream TAKARAZUKA』と『伝説誕生』(阿木耀子作詞)の歌詞などまんま壮一帆への送辞です。
「たとえライバルだって最高の友達」なんて歌われたら、贔屓でもない私でもついホロリとしてしまったり。^^;
加えて退団者の踊る場面も多く、これでは東京公演の千秋楽が思いやられますね。(笑)
ショーも大人数での群舞の連続で(ヨメさんは多過ぎ!と不満気味(笑))、迫力がありました。
今回とくに感じたのは衣装の色が素晴らしいこと。大人っぽい粋な色彩が冴えていました。
それと、先の2曲以外でも、たとえば黒燕尾の場面で『風のささやき』が流れたり、
別の場面でもおなじみの『ケ・サラ』が歌われたりで、年寄りを泣かせるサヨナラショー全開です。ヅカ観劇が初めてらしい団体客が多いこの日の客席でしたが、これをどう感じたのか感想が気になったりしました。
以下、個人別にショーのご紹介です。
まず壮一帆から。
そして愛加あゆ。
早霧せいな。1枚だけですみません。m(__)m
未涼亜希です。渋いです。惜しいです。
エトワールも
最後はオマケで(殴)咲妃みゆ。
これもオマケで、この公演のNow on Stage収録後に退団する3人に花束贈呈の様子です。
なにかホノボノとしていて、いい光景でした。
というわけで、雪組公演、本当にいい舞台でした。
今回も忍耐強くご覧頂いて(笑)、どうもありがとうございました。
次の宝塚は今月下旬の星組ですが、理事さんのご降臨な公演なので果たしてどうなることやら。^^;