自宅の猫の額の庭に、ミツバアケビの蔓がしつこく生えています。
わたくしの御幼少のみぎり、とにかく食べるものがなくて、年中腹を空かせていました。(団塊の世代なのです)
なので、果肉が少なく種ばかりのアケビでも、見つけたら超うれしかった。
そんな郷愁があるから、庭にアケビの蔓を見つけて懐かしくて、咲いた花を写真に撮って、つれあいに見せたりしていました。
しかし、アケビは根っこから掘り出して駆除しないかぎり、切っても切ってもしつこく蔓が出て来て、手に負えなくなります。
それを思い知らされたのが昨日のこと。
少し前から、ガレージのシャッターを開閉するリモコンの作動距離が短くなってきていました。
15mぐらい飛んでいたのが、シャッターの前ぐらいに近づかないとシャッターが上がらなくなって。
リモコンの意味がない状態。
これはコイン電池が古くなって電圧が下がっているのだろう🤔と、新品(2032ね)に交換したのですが・・・。
交換前と状況は変わらず。
これは変だなと思いつつ、ふとガレージ上のアンテナを見たら、ない!!👀
うろたえました。
慌ててガレージからアンテナにいく同軸ケーブルを辿っていったら、台座から外れてツツジの茂みの中に落ちていました。
よく見たら、何本ものアケビの蔓が、ケーブルからアンテナ本体にまで絡みついていました。ケーブルが見えないほど。
その蔓に引っ張られてアンテナが台座から外れて落下し、電波が届かない状態になっていました。
怒り心頭です。😡
で、剪定ばさみで、にっくき蔓めとバッサバッサ切っていたのですが・・・。
老眼鏡をかけずに切っていたので、同軸ケーブルも切ってしまった!!!
大ショックです。
しばらく茫然自失状態。
よくみてやればよかったと後悔しても後の祭り。
でも、このままでは超不便なので、気を取り直して修理方法を考えました。
切ってしまった同軸ケーブルは、テレビ用などと違って極細です。
直径は3mmぐらいかな。
でも構造は、銅の芯線とそれを覆うポリの絶縁体があり、それを覆う銅の編組線があってテレビ用と同じです。
切断場所双方の被覆をはがして、芯線と編組線をそれぞれつなげはいいのですが、芯線がかぼそいので、できれば半田付けして、それを融着テープでしっかり防水したい。
ただし屋外だから、電気の半田ごては使えないので、どこかにあるはずのガスの半田ごてを使おうかなと思ったのですが、ガスを充てんしたりと、めんどくさい。
でもよく考えたら、植木のブロワー用の延長コードを使えばいいと気づいて、早速作業開始。
半田付けは簡単に終わりましたが、融着テープがなかったので、細いケーブルの補強を兼ねて、エポキシ樹脂で覆うことにしました。
二液を混ぜて接続部分にたっぷり塗り付けたら、5分で硬化が始まり、作業完了。
不細工ですが、見た目は気にしない(ことにする)。
ケーブルはアンテナから下へ、ガレージの横を通って、
スイッチボックスを通ってガレージ内部の受信機へ。
余ったエポキシでアンテナを再固定しました。元の両面テープよりがっちりと固定できました。
終わってから電波の飛び具合を確認。
以前のように、15m離れてもバッチリ開閉できました。
やれやれです。 何事も慎重に注意深くしないといけないと肝に銘じました。 76歳ですけど。