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2013年の観劇Myベストは? なかなか難問です。

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改めて今年観た舞台を振り返ってみたら、20回の観劇でした。結構観ていました。
その中でどれがベストかと考えてみましたが、なかなか難問です。
とにかく一口に舞台といってもジャンルが違うので、単純に比較できないですね。

でそれを考える前にまず今年観た舞台の記事を時系列で古いものから並べてみました。日付は投稿日です。

1. こまつ座&ホリプロ公演「組曲虐殺」を観て 井上ひさしに脱帽です (2013-01-23 19:27:56 | 観劇)

2. 宝塚月組公演 「『ベルサイユのばら』 明日海オスカル編」を観て  (2013-02-04 15:53:09 | 宝塚)

3.「祈りと怪物〜ウィルヴィルの三姉妹〜」 蜷川バージョンを観て  (2013-02-14 00:26:50 | 観劇)

4. 「テイキング サイド〜ヒトラーに翻弄された指揮者が裁かれる日〜」を観て (2013-02-25 14:59:13 | 観劇)

5. 宝塚花組公演 『オーシャンズ11』を観て感じたこと (2013-03-11 14:25:13 | 宝塚)

6. 宝塚宙組公演『モンテ・クリスト伯』『Amour de 99!!−99年の愛−』を観て (2013-04-01 12:39:08 | 宝塚)

7. アトリエ・ダンカン公演「しゃばけ」@新歌舞伎座を観て (2013-05-11 13:41:55 | 観劇)

8. 兵庫芸術文化センター・「完全姉妹」の不完全な感想  (2013-05-26 00:08:30 | 観劇)

9. 宝塚星組公演「ロミオとジュリエット」を観て  (2013-06-28 17:08:40 | 宝塚)

10. 宝塚宙組全国ツアー「うたかたの恋」「Amour de 99!!−99年の愛−」を観て (2013-07-24 12:10:56 | 宝塚)

11. 兵庫県立芸術文化センターで「象」を観て (2013-08-06 12:13:16 | 観劇)

12. こまつ座第100回公演「頭痛肩こり樋口一葉」を観て (2013-08-20 12:06:27 | 観劇)

13. 花組公演『愛と革命の詩−アンドレア・シェニエ−/Mr. Swing!』を観て  (2013-09-02 13:33:05 | 宝塚)

14. 朗読劇 「藤沢周平『蝉しぐれ』より−永遠の初恋、ふく−」を観て  (2013-09-15 11:47:30 | 観劇)

15. 宝塚宙組公演 「風と共に去りぬ」を観て  (2013-10-07 13:47:19 | 宝塚)

16. 宝塚バウホール公演「第二章」を観て  (2013-10-16 12:36:10 | 宝塚)

17. こまつ座&ホリプロ 音楽劇「それからのブンとフン」を観て感じたこと  (2013-10-23 13:05:12 | 観劇)

18. "いのうえシェイクスピア"「鉈切り丸」、絢爛豪華な舞台でした  (2013-10-26 15:51:14 | 観劇)

19. こまつ座第101回公演「イーハトーボの劇列車」を観て  (2013-11-27 13:39:55 | 観劇)

20. 宝塚雪組公演 『Shall we ダンス?』『CONGRATULATIONS 宝塚!!』を観て  (2013-11-30 16:23:38 | 宝塚)

まあ結構観ていますね。やはり宝塚が一番多く、次はこまつ座です。

で、まずそれぞれの記事について、1月から今日12月10日までの間の、1日ごとの訪問者数をグーグル・アナリティクスで集計してみました。ただし、この数はあくまでもグーグルが把握したものなので、gooブログのアクセス解析で調べた実際の閲覧数と比べるとおよそ3割〜4割程度少ない数字になっています。

なので、絶対数で見れば順位が逆転している記事があるかもしれませんが、gooのアクセス解析は3か月間のデータしかないので、ページごとの1年単位での正確な訪問者数は把握できません。ということで、以下はあくまでグーグル・アナリティクスでみたこのブログの観劇記事の順位ということになります。
もうひとつ、記事をアップしてからの期間が長いと、当然訪問者数も多くなるので、その点も割り引いて見てください。

それと、もともと観劇記事そのものが私たち夫婦の偏った選択(笑)で観劇した感想ですので、極めて客観性に乏しいということもご理解ください。(笑)

というわけでいろいろ注釈が多くなりましたが、以下訪問者数のランキングです。

ページ別訪問数でトップだったのは6月の星組公演「ロミオとジュリエット」の感想で5,646でした。まあ初演から2度目の公演ですが、やはりトップコンビの人気が反映していますね。
もうかなり以前の記事ですが、今でも少ないながらもアクセスが続いています。


2位は花組公演「愛と革命の詩−アンドレア・シェニエ−/Mr. Swing!」で4,447。私たちは今年のタカラヅカでは1番の出来と思っていたので、順当なところだと思います。本当にもう1度観たいと思った舞台でした。退団発表でさらに人気に拍車がかかっていました。この記事も、公演終了後もコンスタントにアクセスがあります。

全く余談ですが、印象的だったのは東京公演の千秋楽のニュース。
最後のあいさつの中で蘭トムが、退団する春風弥里に対して惜しみないはなむけの言葉を送っていました。最近とみに涙腺の緩い私などは、思わずウルウル。(笑)
今回だけでなくこれまでも、このような場で何度も蘭トムは組メンバーであったもの・新たに組メンバーに加わったもの・そしてめでたくトップに昇格したものに対して、真情にあふれた偽りのない言葉をかけていますが、私の知る限り、これらは並み居るトップ、歴代のトップの中でも稀有なことだと思います。彼女の人柄が偲ばれて心が温まりました。

3位も花組で、「オーシャンズ11」の3,773。花組、健闘しています。星オーシャンズとは違ったトップコンビをはじめとする花組の持ち味が出ていました。予想以上の出来でした。

4位は宙組公演『風と共に去りぬ』で、結構ネガティブな感想(笑)だったのに3位に迫る3,610となりました。これも好演終了から時間がたっていないこともあってアクセスが続いています。もうすぐ3位に上がるかも。
あまりいい評価が出来ない企画でしたが、どちらかというとAパターンのほうがまだよかったと思います。でもやはりあの内容で一本ものとは辛いですね。

5位も宙組で、全国ツアー「うたかたの恋」「Amour de 99!!−99年の愛−」で3,387。全ツーとして久しぶりの観劇でしたが、やや古さを感じたものの、「風‥」よりはいいと思いました。

6位は月組公演「『ベルサイユのばら』 明日海オスカル編」の感想で2,862です。月組観劇はこれだけでした。^^; まあもう何度も観た化石芝居なのであまり期待していなかったのですが、オスカルの美しさは予想以上でした。最近は閲覧も停止状態になりつつあります。

7位は宙組公演「『モンテ・クリスト伯』『Amour de 99!!?99年の愛?』」で2,661です。この舞台だけ2回観たので記事も続編をアップしています。ちなみに続編の閲覧数は1,972ですが、ダブるので除外しています。
こちらは凰稀かなめの演技が期待通りで良かったですね〜。勢いで2度観てしまいました。いい芝居は2度観るべきですね。(チケットがあればの話ですが(笑))でもアクセスは伸びなかったです。^^;

8位は初めて宝塚以外の舞台でいのうえシェイクスピア「鉈切り丸」の感想です。2,175と健闘しています。主演の森田剛人気ですね。でも私たちにとっては脇の若村麻由美と麻実れいの演技がツボで、逆に巴御前がかなりの難アリという印象です。やたら血しぶき・水しぶきの飛ぶド派手な舞台でした。

9位も宝塚以外で「祈りと怪物〜ウィルヴィルの三姉妹〜」 蜷川バージョンの感想で1,759。これは出演者と演出家
両方の知名度でしょうか。ストーリーは途中で追うのをあきらめました。(笑) それでも、前年に観た同じ演出家の「ボクの四谷怪談」よりはよほどまともでした。(笑)

10位はこまつ座第100回公演「頭痛肩こり樋口一葉」で1,092。
ただし、これは最近NHKのBSで録画が放映されたのを受けて突然アクセスが急上昇したので、ちょっとアンフェアかも知れません。でも今年上演されたこまつ座の舞台としては1番人気があるのは間違いないでしょうね。主人公の描き方に脚本家の世界観がよく出ていました。
このあたりで閲覧数は1,000を切っています。

で11位は、宝塚に戻ってバウホール公演の「第二章」で825。
まあバウなので観客数が限られていたのでこの数は妥当かと思いますが、舞台は小品とはいえいい出来でした。
最近になって急にアクセスが増えて来たので不思議でしたが(笑)、来年5月に再演されるとのことで、納得しました。轟 悠、英真なおき、夢咲 ねね、早乙女わかば、それぞれ個性と持ち味がよく生かされた作品でした。楽しいフィナーレが最高!(笑)

12位が仰天の結果。現在上演中の宝塚雪組公演『Shall we ダンス?』『CONGRATULATIONS宝塚!!』 がわずか589のアクセス数でした。まあ巷にあふれる絶賛上演中!!な感想じゃなかったので敬遠されたのか、意外でした。作品としては破たんしていないし(誉めてないか)、壮一帆をはじめ出演者もみんながんばっていたのですが、やはり他にもっといい作品があるので絶賛とはいかなかったです。^^;

13位はこれも意外な結果で朗読劇「藤沢周平『蝉しぐれ』より−永遠の初恋、ふく−」の感想で273。もう全くのネガティブ感想ですが、やはり岸恵子のネームバリューですね。感情のこもった朗読だったので「すべらないバージョン」があれば高評価間違いなしですが。

14位はこまつ座の「組曲虐殺」で263。
内容が重いし上演期間も短かったので閲覧数は少ないですが、井上ひさしが生前よく口にしていた『むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをゆかいに、ゆかいなことをまじめに』がそのまま劇化されていて面目躍如、感動しました。

15位はアトリエ・ダンカン公演「しゃばけ」@新歌舞伎座で200/strong>ちょうど。出演者も多彩で個々に役者を見ればそれなりの出来だったのですが、主人公のセリフに難があり、演出のしつこさが鼻について、全体としてはいい感想とはいかなかったですね。麻実れいが儲け役で目立っていました。(笑)

16位は兵庫芸術文化センター・「完全姉妹」の感想で154。これはちよっと期待していたのですが、姉妹でもかなり力量に差があったのは経歴の差でもあるのでしょうか。

17位はこまつ座第101回公演「イーハトーボの劇列車」で135。このあたりになると「人跡まれ」な感じですが、でも私的には本当にいい芝居でした。まず井上芳雄の宮沢賢治が爽やかでピュアで滑舌もよく素晴らしい。実物の賢治がさわやかだったかどうかは?ですが(笑)。
それと、感想でも書いたように、宮沢賢治が経済的に恵まれた家に生まれて、結構親のスネかじりだったというのも新発見。
脇を固める役者の層も厚く、それぞれ芸達者だったのもオトク感がありました。

18位はこれもこまつ座の「それからのブンとフン」で118。
いつになく事前に原作を読んでしまったのが失敗で、途中まで台本を復唱しているみたいな観劇になったのが残念でした。(笑)
これからは事前調査などしないと心に決めました。
遊び心たっぷりの芝居で、市村正親・小池栄子・新妻聖子などよく役にはまっていて面白い観劇でした。

19位は兵庫県立芸術文化センターで観た「象」で74。不条理劇ですが、テーマとするところは現在の日本の状況との暗合を示唆していて深いものがありました。大杉漣の舞台演技を初めて観ましたが、さすがにうまかったです。あとの木村了や奥菜恵、山西惇、金成均、 野村修一、橋本健司、神野三鈴なども好演していました。
地味な芝居で、公演期間も短く、観られた方も少なかったので、この閲覧結果になりました。

最後の20位は「テイキング サイド〜ヒトラーに翻弄された指揮者が裁かれる日〜」。閲覧数は71でした。ただ、これも政治と芸術、芸術の戦争責任という重いテーマを取り上げていて、過去の話ではなく今もなお普遍性のある面白い内容でした。
筧利夫と平幹二朗のセリフのバトル、脇の福田沙紀や小島聖、小林隆、鈴木亮平もよかったです。それだけに閲覧された方が思ったより少なかったのが意外でした。

以上が私のブログ記事の閲覧ランキングです。

全体の感想としては、宝塚はまあ星ロミジュリがトップなのは総合的な人気からみて順当ですが、再演なのでやや新鮮味に欠けますね。新作という点では2位の花組「アンドレア・シェニエ」が一番だと思いました。舞台装置も素晴らしいし、蘭トムにぴったりの主人公で観ごたえがありました。これで二本物ですからCP高いです。(笑)
あとは雪組を除けば順当だと思います。

こまつ座はどれも甲乙つけがたく、順位を考えても答えは出ませんでした。敢えて分類したら、内容の重さ・特定秘密保護法案など現代の状況にあったタイムリーさでは「組曲虐殺」、出演者の豪華さでは「頭痛肩こり樋口一葉」、これも特定秘密保護法案で示されている表現の自由の危機とも関連するものの、どちらかというと肩の凝らない面白さでは「それからのブンとフン」、絶妙のキャスティングが光った「イーハトーボの劇列車」というところでしょうか。

というわけで、Myベストといってみたものの、結局はいつものとおりの竜頭蛇尾・締まりのない結末になりました。m(__)m

さて皆さんは、今年一年について、どういった観劇ランキングになったでしょうか。

来年は星組のナポレオンから観劇スタートですが、続く2月のこまつ座の「太鼓たたいて笛吹いて」ともに期待しています。

そして新しい1年どんな観劇の体験となるか、楽しみです。










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