今回は、以前に書いた、スパーダのオイル交換後の試乗の際、灼熱の排気管でふくらはぎにやけどを負ってしまった話の後日談です。
3cm×7cmぐらいの火傷なので、これまでの経験から長引くだろうと思っていたのですが、8月13日から治療を開始して、まさに日にち薬、日に日に良くなっていきました。そして2週間たたずに新しい皮膚が覆ってきて完治。楽しい女医さん(笑)から「これで終了ですね」と言われました。思ったより早く、しかもきれいに治ってラッキーでした。
これまでの私の知識では、やけどは出来るだけ傷口を乾燥させるのがいいと思い込んでいました。
ただ、今回のように広くベロッと皮膚が剥がれてしまった場合は、傷口に当てたガーゼが体液などでくっついて、それを交換するたびにせっかく出来てきた新しい皮膚が一緒にはがれるという繰り返しになるので、相当時間がかかるだろうと思っていたわけです。
実際これまでの火傷では、新しい皮膚が傷を覆うまでかなり時間がかかっていました。付着したガーゼをはがすのも痛かったし。(^^;
でも今はそういう治療法は過去のものですね。今は患部を乾燥させるのではなく、できるだけ湿潤に保つ療法が主流だそうです。
Wikipediaの定義では、
「傷口の内部に消毒薬を入れることを避け、再生組織を殺さないように創部を湿潤状態に保ち、なおかつ感染症の誘因となる壊死組織や異物を十分除去(デブリードマン)し、皮膚常在菌による細菌叢を保持し有害な病原菌の侵入を阻害することで創部の再生を促すものである。」
となっています。
↑なにやら難しい表現ですが、具体的には簡単で、
1.患部は水道水で洗い流して清潔にする
2.皮膚の再生を妨げる消毒・殺菌薬は使わない
3.患部を樹脂フィルム等で覆って常に湿潤状態を保つ
ということです。
で、私の治療ですが、いきなり上記2と反してしまいますが、まずは菌が付着しているかもしれないとのことで、先生が傷口を消毒。
ちょっと刺激がありました。ガーゼが傷についたら嫌だなと思っていましたが、その言葉にちょっと安心しました。
次に何やら液体をかけて傷口を洗い流してから、「くっつかないガーゼを当てますからね」とプラスチックフィルム付きのガーゼに軟膏を塗って、包帯をまいてくれました。そして、家で薬を塗る際は、まず風呂で傷口にシャワーの湯を当ててきれいにしてくださいと指示されました。
「えっ、シャワーを当てる?」とびびりましたが、「ソフトな水流なら大丈夫です。」とのこと。シャワーの水で表面の古い軟膏や表面の浸出液の塊みたいなものを流してから、保湿ガーゼに軟膏を塗って固定してくださいとの指示でした。使用したガーゼの残りは「家で使ってください」といいながら手渡してくれました。
そのガーゼ、特殊な製品みたいなので、薬局でもらえるように処方箋に書いてくれるよう頼みましたが、包帯やガーゼは保険の対象外といわれました。ただ、薬局で注文したら手に入ると教えてくれて、パンフレットもくれました。早速帰りに薬を受け取る際に注文しました。
ガーゼは薬の卸会社?に在庫があったとのことで、その日の午後には病院横の薬局に入荷し、自宅に連絡がありました。
これです↓。メロリンという商品名で各サイズがあるようですが、私は10cm×10cmのサイズを購入しました。10枚入りです。値段は忘れましたが、1箱700円ぐらいだったと思います。念のため2箱買いましたが、1箱余りました。(^^;)
で、最初のうちは化膿防止のために、この軟膏↓を処方されました。リンデロンVG軟膏といいます。
でも3度目の診察の時からこれに変わりました↓。プロスタンディン軟膏で褥瘡などの治療薬ですね。
自宅での治療は、入浴後、たっぷりプロスタンディン軟膏を塗ったメロリンを傷に当てて固定するだけ。簡単です。
ただ、今年の異常な酷暑で包帯の下にアセモが出来始めたので、早いうちに包帯の使用はやめ、ドラッグストアで購入したネットに切り替えました。これです↓。
一週間ぐらいでガーゼに付着した体液の滲出跡がほぼなくなってきて、きれいな薄皮が出来てきました。ガードするフィルムのおかげでガーゼは傷に全く付着せず、毎回きれいにはがれてくれます。これだけで感動モノ!
ただ、私が「ラップではだめですか?」と聞いたら、皮膚科の看護士さんと先生は即座に「ラップはダメです!」と否定しました。ある程度の通気性が必要なのでしょうね。
傷はサラミかイチジクの実の切断面みたいな赤い色(笑)ですが、表面はツルツルとしてきれいです。とはいえ、他人が見るとかなり気持ちが悪いと思うので、画像のアップは自粛します。(笑)
そして13日目の診察で、「もう大丈夫ですが、念のためもう一回来られますか?」と女医さんに聞かれました。楽しく明るい皮膚科の雰囲気にはかなり惹かれるものがありましたが、それで通院するのは本末転倒というものなので、「いえ、できればもうこれで」とお断りすることにしました。(笑)
診察を終えて先生は「治ったように見えてもまだ皮膚は薄いので、できたら市販の保護パッドなどを貼ってガードしてくださいね」と言ってくれましたが、どうもそんなひ弱な表皮に何かを貼るのは気が進まなくて、その後はむき出しのまま。(殴)
ただ傷はふくらはぎの下部でせいぜい掃除機のホースが当たるぐらいなので、用心深く注意すればなしでもOKでした。
結局、メロリンは1箱も使い切らず、軟膏も残りました。伸縮ネットのおかげでアセモもすぐに消えてなくなりました。そしてなぜか、受傷時から今まで火傷の痛みは一切なし。ただ消毒薬をかけられた時などはヒリヒリしたので神経は大丈夫です。
本当に一時はどうなることかと落ち込みましたが、この湿潤療法のおかげできわめて順調に治りました。
火傷の治療、進歩してますね。この治療法、擦過傷などでも有効とのことでした。
3cm×7cmぐらいの火傷なので、これまでの経験から長引くだろうと思っていたのですが、8月13日から治療を開始して、まさに日にち薬、日に日に良くなっていきました。そして2週間たたずに新しい皮膚が覆ってきて完治。楽しい女医さん(笑)から「これで終了ですね」と言われました。思ったより早く、しかもきれいに治ってラッキーでした。
これまでの私の知識では、やけどは出来るだけ傷口を乾燥させるのがいいと思い込んでいました。
ただ、今回のように広くベロッと皮膚が剥がれてしまった場合は、傷口に当てたガーゼが体液などでくっついて、それを交換するたびにせっかく出来てきた新しい皮膚が一緒にはがれるという繰り返しになるので、相当時間がかかるだろうと思っていたわけです。
実際これまでの火傷では、新しい皮膚が傷を覆うまでかなり時間がかかっていました。付着したガーゼをはがすのも痛かったし。(^^;
でも今はそういう治療法は過去のものですね。今は患部を乾燥させるのではなく、できるだけ湿潤に保つ療法が主流だそうです。
Wikipediaの定義では、
「傷口の内部に消毒薬を入れることを避け、再生組織を殺さないように創部を湿潤状態に保ち、なおかつ感染症の誘因となる壊死組織や異物を十分除去(デブリードマン)し、皮膚常在菌による細菌叢を保持し有害な病原菌の侵入を阻害することで創部の再生を促すものである。」
となっています。
↑なにやら難しい表現ですが、具体的には簡単で、
1.患部は水道水で洗い流して清潔にする
2.皮膚の再生を妨げる消毒・殺菌薬は使わない
3.患部を樹脂フィルム等で覆って常に湿潤状態を保つ
ということです。
で、私の治療ですが、いきなり上記2と反してしまいますが、まずは菌が付着しているかもしれないとのことで、先生が傷口を消毒。
ちょっと刺激がありました。ガーゼが傷についたら嫌だなと思っていましたが、その言葉にちょっと安心しました。
次に何やら液体をかけて傷口を洗い流してから、「くっつかないガーゼを当てますからね」とプラスチックフィルム付きのガーゼに軟膏を塗って、包帯をまいてくれました。そして、家で薬を塗る際は、まず風呂で傷口にシャワーの湯を当ててきれいにしてくださいと指示されました。
「えっ、シャワーを当てる?」とびびりましたが、「ソフトな水流なら大丈夫です。」とのこと。シャワーの水で表面の古い軟膏や表面の浸出液の塊みたいなものを流してから、保湿ガーゼに軟膏を塗って固定してくださいとの指示でした。使用したガーゼの残りは「家で使ってください」といいながら手渡してくれました。
そのガーゼ、特殊な製品みたいなので、薬局でもらえるように処方箋に書いてくれるよう頼みましたが、包帯やガーゼは保険の対象外といわれました。ただ、薬局で注文したら手に入ると教えてくれて、パンフレットもくれました。早速帰りに薬を受け取る際に注文しました。
ガーゼは薬の卸会社?に在庫があったとのことで、その日の午後には病院横の薬局に入荷し、自宅に連絡がありました。
これです↓。メロリンという商品名で各サイズがあるようですが、私は10cm×10cmのサイズを購入しました。10枚入りです。値段は忘れましたが、1箱700円ぐらいだったと思います。念のため2箱買いましたが、1箱余りました。(^^;)
で、最初のうちは化膿防止のために、この軟膏↓を処方されました。リンデロンVG軟膏といいます。
でも3度目の診察の時からこれに変わりました↓。プロスタンディン軟膏で褥瘡などの治療薬ですね。
自宅での治療は、入浴後、たっぷりプロスタンディン軟膏を塗ったメロリンを傷に当てて固定するだけ。簡単です。
ただ、今年の異常な酷暑で包帯の下にアセモが出来始めたので、早いうちに包帯の使用はやめ、ドラッグストアで購入したネットに切り替えました。これです↓。
一週間ぐらいでガーゼに付着した体液の滲出跡がほぼなくなってきて、きれいな薄皮が出来てきました。ガードするフィルムのおかげでガーゼは傷に全く付着せず、毎回きれいにはがれてくれます。これだけで感動モノ!
ただ、私が「ラップではだめですか?」と聞いたら、皮膚科の看護士さんと先生は即座に「ラップはダメです!」と否定しました。ある程度の通気性が必要なのでしょうね。
傷はサラミかイチジクの実の切断面みたいな赤い色(笑)ですが、表面はツルツルとしてきれいです。とはいえ、他人が見るとかなり気持ちが悪いと思うので、画像のアップは自粛します。(笑)
そして13日目の診察で、「もう大丈夫ですが、念のためもう一回来られますか?」と女医さんに聞かれました。楽しく明るい皮膚科の雰囲気にはかなり惹かれるものがありましたが、それで通院するのは本末転倒というものなので、「いえ、できればもうこれで」とお断りすることにしました。(笑)
診察を終えて先生は「治ったように見えてもまだ皮膚は薄いので、できたら市販の保護パッドなどを貼ってガードしてくださいね」と言ってくれましたが、どうもそんなひ弱な表皮に何かを貼るのは気が進まなくて、その後はむき出しのまま。(殴)
ただ傷はふくらはぎの下部でせいぜい掃除機のホースが当たるぐらいなので、用心深く注意すればなしでもOKでした。
結局、メロリンは1箱も使い切らず、軟膏も残りました。伸縮ネットのおかげでアセモもすぐに消えてなくなりました。そしてなぜか、受傷時から今まで火傷の痛みは一切なし。ただ消毒薬をかけられた時などはヒリヒリしたので神経は大丈夫です。
本当に一時はどうなることかと落ち込みましたが、この湿潤療法のおかげできわめて順調に治りました。
火傷の治療、進歩してますね。この治療法、擦過傷などでも有効とのことでした。