少し前に、プリウスGRのフロントバンパー下部に縁石で擦り傷を付けてしまって、DIYでの修復も考えたのですが、色合わせが難しそうで、ディーラーで補修することにしました。
以前別の箇所をやってもらって、完璧な仕上がりだったし。
作業に一日かかるとのことで、担当セールス氏から「代車を用意しました」と連絡があり、約束の木曜日10時にディーラーに行きました。
代車はなにかなと思っていたら、「クラウンです」。
プロボックスでいいんだけどねぇ。😅
「クラウン」にはいろいろボディタイプがありますが、代車はクロスオーバーの、G Advanced・Leather Packageでした。 色はカタログ写真のまんまでした。↓
クラウンと聞いて真っ先に思ったのは、ぶつけたら大変だから嫌だなと。
でもこんな機会でもないと、まず乗ることはないし、なんといっても「いつかはクラウン」ですからね。(古い〜 😅)
運転席に座ったら、位置が後ろ過ぎ。 私がチンチクリンなだけではなくてね。😅
で、前に動かそうとシート下のハンドルを探したけど、ない。
それをみていたスタッフが、「キーをオンにしたら自動でシートは前に出ます」。
たしかにキーボタンのオンオフで、シートは前後に動きました。
車の乗降を楽にするためとのことですが、要らないね~。
余計なお世話。
ハイブリッド車なので、運転の基本操作はGRと同じ。
ハンドル位置と各ミラーを合わせてから、恐る恐る帰途につきました。
そこでまず感じたのは。
静か〜。
路面騒音の遮音効果が高い。
でもしばらく走っていたら、操縦安定性はGRの方がいいと思いました。安心感が違う。
個体差かもしれないけど、この車はハンドルの円周方向に、1㎝弱反応しない「遊び」がありました。
GRはゼロ。
昔は「ハンドルに遊びが必要」なんていう話がありましたが、間違いですね。
それと、路面の凹凸に起因するボディの揺れ(特に左右の揺れ)の収束が遅いのも気になった。
GRに比べて足回り、特にダンパーの減衰力がかなり弱い感じです。
でもこれは、想定しているユーザー層に合わせて、メーカーが意図的に設定しているのかもしれません。
一番のびっくりは、インテリアでした。
真っ黒で殺風景そのもの。
高価な車なので、さぞや豪華絢爛かと思っていたのに、印象はGRとあまり変わらない。(^^;)
いやむしろ地味かも。
よく言えば質実剛健というか。でもクラウンでそれはないでしょ。
ステアリングホイールやシートの仕上げも、コストがかかっている感じはしないです。
安くはない車なのにねぇ。
走行中ヘッドアップディスプレイに気づきましたが、注視していたら事故りそうなので、見るのをやめました。
それと、パーキングボタン(トヨタのハイブリッド車に共通ですが)の作動音がうるさい。
ボタンを押すたびに、連動して集中ドアロックが作動するのですが、そのバシッという音が大きくて、最初は何事かと思いました。
帰宅して、ガレージに入れようとして、ボディサイズの割に小回りが利くのはちょっと驚き。
後で調べたら、後輪操舵システムが付いていました。
しかし、それを帳消しにしているのがボディサイズ。
もうデカ杉。
GRに比べて24.5cm長く(全長4,930mm)、全幅も1,840mmと8cmも広いのです。
ちなみに車重も1,910kgで、GRより360kg重い。
(でもハイブリッド仕様で、22km/ℓの燃費は優秀ですが。)
ボディがデカいので、うちのガレージでは、とくに前後長がギリギリ。 いつものように車を停めて、閉めようと電動シャッターを降ろしたら、フロントグリルとギリギリそうで、当たるんじゃないかと焦って止めました。(^^;)
左がプリウスGRです。
リアもギリギリで、トランクを開けようにも体が入らない。😅💦
横幅も、いつも通りに停めたら、助手席側はガレージの中心線間近でした。
これでは、人生下り坂まっしぐら~で、今後運転がおぼつかなくなれば、すぐぶつけそうです。
ということで、「いつかはクラウン!」という選択肢は完全に消えました。 まあそもそも、そんな資金はどこにもないしね。👀
でも逆に再評価したいのは、7月に北海道で借りたヤリス。
電気式4WDシステムや、レーダーコントロールクルーズシステムが付いているんですから、コスパ抜群。
車を実用性本位で選びたい人には、いい時代になりました。
車を引き取りに行った際、担当のセールス氏に、「代車はライトバンでいいよ」と言ったら、「うちで一番人気の代車はプロボックス(ライトバン)で、次がカローラツーリングです」と言っていました。
もろ納得。