北海道4日目・7月13日です。
ロープウェイの混雑を予想して、9時前にホテルを出発。
一路旭岳に向かいました。
晴天です。♫
走っていたら1年前の記憶がよみがえりました。
予定通り1時間でロープウェイ山麓駅駐車場に着いたのですが・・・。
なんと、すでに駐車場は満車。入れない車で道路は渋滞していました。
びっくり。
しばらく待っていても、全然動かず。
でもゴンドラは15分間隔で動いているはずだから、降りてきた客の車が出たらすぐ停められるだろうと、タカをくくっていたのですが。
いつまでたっても出る車はなし。
その間にも次々に車が押し寄せてきて、後ろは長蛇の列。
しかも駐車場付近は雲が増えてきて、ロープウェイの姿見駅は霧で見えなくなった。
ひょっとしてゴンドラが止まっているのかなと焦りながら待っていると、案内係のお兄さんが手持無沙汰な感じでやってきました。
「霧が出ているから運航していないのですか?」と聞いたら。
「いえ、ずっと動いています。でも上がった人が全然降りてこないから、満車のままです。紅葉シーズン以外でこんなことは初めてです。車が停められないから乗る人もいなくて、ゴンドラはガラガラです。」
な~るほどねぇ。
納得。
このお兄さん、その後もいろいろ話してくれてました。
助手席でそのやりとりを聞いていたTさんは、「顔なじみの人みたい」と笑っていました。
でも30分ほど待ったら、ようやく車を停められました。
チケットを買って乗り場に行くと、話の通り、誰もいない。
後でこのチケット⬇️で慌てることに。
出発時間になっても10数人。
定員101人には程遠いガラガラでした。
霧はますます濃くなってきて、去年見えた遠くの山並みが全然見えない。
姿見駅を出て歩き始めても、旭岳の頂上は見えず。
擂鉢池(左)と鏡池の2つで夫婦池と呼ばれています。
ちなみに去年は、曇っていたのに旭岳はきれいに見えました。↓ さらにショックだったのは・・・。
期待のチングルマの大群落がもう終わっていたこと。 辛うじてこの程度。↓
去年と大違いです。 花が散って、すでに綿毛に変わっているのもチラホラ。
去年より2日早く来たのにね。
そういえば、雪渓も小さいし。
帰宅してからネットで見たら、なんと今年は7月初めにもう見頃になっていたそうです。😱
そのかわり、エゾイソツツジや エゾコザクラが咲いていて、
コマクサも見つけられて、 なんとか納得。
ハクサンチドリやエゾノツガザクラ、小さなミヤマリンドウも見かけました。
ロープウェイの駅に戻りながら、旭岳の全容を撮ろうと、何度も振り返って雲の切れるのを待ったのですが、ダメでした。
でも悪天候でも、頂上に向かう人が多いのには感心しました。
諦めて姿見駅の駅に戻りました。 その途中、Tさんが少ししょんぼりしているので聞くと、「チケット落としたみたい」。😱
駅で事情を話したら、買わなくても乗れるかもしれないよと慰めながら、姿見駅に戻りました。
行きと違い、改札にはたくさんの人が待っていました。
改札時に紛失したことを言おうと並んでいたら、ずっと前の方で一人の男性が、「チケットが落ちていました」とスタッフに告げているのが聞こえました。👌
トイレから戻ってきたTさんにそれを言ったら、パッと笑顔。
改札口でスタッフにチケットを落としたと言ったら、横のチケットを取りながら、「何か証明するものがありますか?」と聞かれました。
それで私のチケットを見せました。 連番でした。✌️
改札を通ってからTさんが、「拾ってくれた人にお礼言いたいけどわかる?」と聞かれたけど、離れていたからよく見えなかった。
改めて並んでいる人を見まわしても、識別不可能。
でもラッキーでした。
落としてから1時間以上経って駅に届けられて、しかも運よくその現場に居合わせるなんてね。
すごい偶然です。 乗り場にはすでにたくさんの人が待っていたので、乗れるのは次の便かなと思っていましたが、全員乗れたのにはびっくり。
というわけで、今年の旭岳はガッカリでしたが、最後にちょっといいことがあったので、いい気分で駐車場を後にしました。
岩見沢のSAでトイレ休憩のあと、SAには珍しくよく手入れされた庭でソフトクリームを食べました。
遅めの昼は蕎麦がいいねということで、Tさんがスマホで探してくれた蕎麦屋へ。⬇️
人気の蕎麦屋さんでした。
私は十割のすだちそば。 超薄くスライスしてあるので、皮も種も食べられました。人気どおりのおいしい蕎麦でした。
Tさんは同じ十割の、太い田舎もりそば。
おいしかったそうです。
その後、支笏湖に向かい、最後の宿・支笏湖丸駒温泉旅館に泊まって、支笏湖の遊覧船で最後の半日を過ごした話は、to be continued ということで。