最近テレビ番組を見ていると、どうやって撮影しているのだろうと思われる映像がよくあります。
お寺や神社の境内を空撮している映像とか、景色を空中から撮影しているものとか。どれもへりコプターでは無理な低高度の空撮映像です。
少し前まではその手の映像はモーターパラグライダーの独壇場でした。
で、あるとき私がいろいろお世話になっている某掲示板で、クアッドコプターなるものを知りました。
プロペラが四つなのでクアッドコプター。最初の印象はアメンボみたいで少し違和感がありましたが、その飛行性能はプロ仕様です。
最初に書いたようなテレビの空撮映像のうち、このクアッドコプターで撮ったと思えるものがたくさんありますね。モーターパラグライダーよりはるかに手軽で安価に空撮できるのが強みです。
で、私もついポチっとな。(笑)
送られてきた商品は今時の小洒落たパッケージにきちんと梱包されていました。
飛ばすのに必要なものはすべてセットされています。オプションの予備バッテリーと予備プロペラもついてきました。
ただ、この製品、残念なことに日本のメーカーの製品ではありません。昔は日本といえば模型王国だったのに。
そのせいで正規の説明書は英語と中文で書かれていて、それはカラー印刷ですが、日本語の説明書はそれを訳したものでモノクロ印刷です。日本語も結構怪しかったりします。(笑)
でも製品はしっかりしています。そして機能がすごいです。
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何らかのトラブルで送信電波が途切れたらルンバみたいに離陸した場所に戻ってくるとか、GPSで少々の風が吹いていてもピタリと空中停止ができるとか、機体の姿勢に関係なく三軸ジンバル(カメラの取付台ですね)で映像は安定を保つとか、GPSデータを入力したら自動飛行も可能とか等々。
実際にプロの使用に耐える品質で、各分野で急激に普及しているようです。
さらに最新版はスマホでライブ映像が確認できて、各種のコントロールも可能です。コントローラーにはスマホ固定用のクリップもついていました。私は老眼なので、7インチのASUSのタブレットを取り付けましたが、晴天の日差しの下ではさすがに液晶画面は見づらいですね。なので私は今のところせいぜいカメラのオンオフで使うぐらいです。日よけのバイザーをつければいいかも。
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さて、某日、近くの公園で初フライトに挑戦しました。
この公園、急斜面を整地して作られたので、アプローチの道が急傾斜。花見と盆踊り以外は利用する人がいない公園です。でも安全のため先客がいたら中止するつもりで草をかき分けて登って行ったら、案の定、誰もいませんでした。周辺道路も朝晩は抜け道として通る車がありますが、昼間は極めて少ないです。
さて、クアッドコプターを飛ばすための準備は極めて簡単です。
完全に充電した本体用バッテリーと、コントローラーの電池の確認、Wifi用のレンジエクステンダーの充電さえ済んでいればOK。
でも初めてなので少し緊張しながらコントローラーとエクステンダーの電源オン。
次に機体の電源を入れ、コンパスキャリブレーションを完了。プロペラを回転させて、スロットルスティックを上にあげれば離陸します。ちなみに同スティックを中正位置から下に下げると降下し始めます。安全のため最大降下速度は最大上昇速度の半分に設定されています。上がるのは早く、降りるのはゆっくりです。
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で、10メートルぐらい上がったところで記念撮影。何もしないでいるとその場でぴたりと静止飛行してくれるので、デジカメをケースから取り出して撮影準備するのも余裕です。
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飛ばして初めてわかりましたが、このPhantom2、安定性は抜群です。少々の風でもGPSモードなら空中にピタリと停止。そこで機体を回しながら撮影したら、まるで三脚に固定しているようです。
ぐっとあげてみたらかなりの上昇速度。みるまに小さくなっていきますが、エレベーターのように上がるだけで横方向の移動はありません。風向きに気を付けながら周辺を撮影しました。
画像は動画から切り出したものです。もちろん静止画も撮れます。
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見下ろした画像です。↓
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この日は10分ぐらいずつ3回飛行させて終了。操縦性も素晴らしく、初めてのフライトで狭いベンチ上に着陸することに成功。
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その次からはハンドキャッチで降ろしました。でも危険性もあるのでマネしないでね。
調子に乗って別の日に高高度での空撮に挑戦。
初回と違って天気が不安定で曇天でしたが、飛行の安定性は変わらず。そこで思い切りあげてみました。
(レンズのせいで丸く変形しています。)
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山は信貴生駒山系の南端です。
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川は大和川です。
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性能的にはもっと上げられますが、小さすぎてどちらを向いているか分からなくなったので、見えるギリギリの高度でホバリング。周囲を空撮しました。
そのあとはもっと低い高度に下げて、旋回や場周飛行の練習です。
まあなんとも飛ばしやすくて、昔のラジコンヘリに比べたら隔世の感がありました。
バッテリーは一充電25分持つということですが、やはりいくら操縦が容易とはいえそれなりに神経を使っているので、10分も飛ばしたら十分です。
送信機(コントローラー)の電源をオフにしたら自動で離陸地点に戻ってきてくれますが、やはり怖いのでまだ試していません。(笑)
着陸させてから、7インチタブレットにSDカードを挿して動画を再生してみました。まあ何ともきれいな動画が取れていました。大したものです。デフォルトの画質設定で10分程度の動画で800〜900メガバイト程度でした。
自宅に戻って液晶テレビで見たら、まるで自分が鳥になったかのよう。(笑)
それと、団地内の土砂災害警戒地域に指定されている箇所の周辺の水路などもよくわかりました。地上からはなぜ地域指定されているのかわからなかったところです。
でも本当にすごい時代になったものです。こんな高性能の空撮機材が、だれでも普通に手に入り、容易に飛ばせる時代が来るとは思ってもいませんでしたね。
まあ容易な分、飛ばす側のモラルとマナーが問われると思います。それと、保険への加入は必須ですね。
でもルンバといいこのクアッドコプターといい、なぜ日本のメーカーが作れないのでしょうか。
お寺や神社の境内を空撮している映像とか、景色を空中から撮影しているものとか。どれもへりコプターでは無理な低高度の空撮映像です。
少し前まではその手の映像はモーターパラグライダーの独壇場でした。
で、あるとき私がいろいろお世話になっている某掲示板で、クアッドコプターなるものを知りました。
プロペラが四つなのでクアッドコプター。最初の印象はアメンボみたいで少し違和感がありましたが、その飛行性能はプロ仕様です。
最初に書いたようなテレビの空撮映像のうち、このクアッドコプターで撮ったと思えるものがたくさんありますね。モーターパラグライダーよりはるかに手軽で安価に空撮できるのが強みです。
で、私もついポチっとな。(笑)
送られてきた商品は今時の小洒落たパッケージにきちんと梱包されていました。
飛ばすのに必要なものはすべてセットされています。オプションの予備バッテリーと予備プロペラもついてきました。
ただ、この製品、残念なことに日本のメーカーの製品ではありません。昔は日本といえば模型王国だったのに。
そのせいで正規の説明書は英語と中文で書かれていて、それはカラー印刷ですが、日本語の説明書はそれを訳したものでモノクロ印刷です。日本語も結構怪しかったりします。(笑)
でも製品はしっかりしています。そして機能がすごいです。
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何らかのトラブルで送信電波が途切れたらルンバみたいに離陸した場所に戻ってくるとか、GPSで少々の風が吹いていてもピタリと空中停止ができるとか、機体の姿勢に関係なく三軸ジンバル(カメラの取付台ですね)で映像は安定を保つとか、GPSデータを入力したら自動飛行も可能とか等々。
実際にプロの使用に耐える品質で、各分野で急激に普及しているようです。
さらに最新版はスマホでライブ映像が確認できて、各種のコントロールも可能です。コントローラーにはスマホ固定用のクリップもついていました。私は老眼なので、7インチのASUSのタブレットを取り付けましたが、晴天の日差しの下ではさすがに液晶画面は見づらいですね。なので私は今のところせいぜいカメラのオンオフで使うぐらいです。日よけのバイザーをつければいいかも。
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さて、某日、近くの公園で初フライトに挑戦しました。
この公園、急斜面を整地して作られたので、アプローチの道が急傾斜。花見と盆踊り以外は利用する人がいない公園です。でも安全のため先客がいたら中止するつもりで草をかき分けて登って行ったら、案の定、誰もいませんでした。周辺道路も朝晩は抜け道として通る車がありますが、昼間は極めて少ないです。
さて、クアッドコプターを飛ばすための準備は極めて簡単です。
完全に充電した本体用バッテリーと、コントローラーの電池の確認、Wifi用のレンジエクステンダーの充電さえ済んでいればOK。
でも初めてなので少し緊張しながらコントローラーとエクステンダーの電源オン。
次に機体の電源を入れ、コンパスキャリブレーションを完了。プロペラを回転させて、スロットルスティックを上にあげれば離陸します。ちなみに同スティックを中正位置から下に下げると降下し始めます。安全のため最大降下速度は最大上昇速度の半分に設定されています。上がるのは早く、降りるのはゆっくりです。
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で、10メートルぐらい上がったところで記念撮影。何もしないでいるとその場でぴたりと静止飛行してくれるので、デジカメをケースから取り出して撮影準備するのも余裕です。
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飛ばして初めてわかりましたが、このPhantom2、安定性は抜群です。少々の風でもGPSモードなら空中にピタリと停止。そこで機体を回しながら撮影したら、まるで三脚に固定しているようです。
ぐっとあげてみたらかなりの上昇速度。みるまに小さくなっていきますが、エレベーターのように上がるだけで横方向の移動はありません。風向きに気を付けながら周辺を撮影しました。
画像は動画から切り出したものです。もちろん静止画も撮れます。
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この日は10分ぐらいずつ3回飛行させて終了。操縦性も素晴らしく、初めてのフライトで狭いベンチ上に着陸することに成功。
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その次からはハンドキャッチで降ろしました。でも危険性もあるのでマネしないでね。
調子に乗って別の日に高高度での空撮に挑戦。
初回と違って天気が不安定で曇天でしたが、飛行の安定性は変わらず。そこで思い切りあげてみました。
(レンズのせいで丸く変形しています。)
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山は信貴生駒山系の南端です。
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川は大和川です。
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性能的にはもっと上げられますが、小さすぎてどちらを向いているか分からなくなったので、見えるギリギリの高度でホバリング。周囲を空撮しました。
そのあとはもっと低い高度に下げて、旋回や場周飛行の練習です。
まあなんとも飛ばしやすくて、昔のラジコンヘリに比べたら隔世の感がありました。
バッテリーは一充電25分持つということですが、やはりいくら操縦が容易とはいえそれなりに神経を使っているので、10分も飛ばしたら十分です。
送信機(コントローラー)の電源をオフにしたら自動で離陸地点に戻ってきてくれますが、やはり怖いのでまだ試していません。(笑)
着陸させてから、7インチタブレットにSDカードを挿して動画を再生してみました。まあ何ともきれいな動画が取れていました。大したものです。デフォルトの画質設定で10分程度の動画で800〜900メガバイト程度でした。
自宅に戻って液晶テレビで見たら、まるで自分が鳥になったかのよう。(笑)
それと、団地内の土砂災害警戒地域に指定されている箇所の周辺の水路などもよくわかりました。地上からはなぜ地域指定されているのかわからなかったところです。
でも本当にすごい時代になったものです。こんな高性能の空撮機材が、だれでも普通に手に入り、容易に飛ばせる時代が来るとは思ってもいませんでしたね。
まあ容易な分、飛ばす側のモラルとマナーが問われると思います。それと、保険への加入は必須ですね。
でもルンバといいこのクアッドコプターといい、なぜ日本のメーカーが作れないのでしょうか。