先月初めにうちの組合員Kさんから、診察と治療を依頼されたノートパソコン。
1か月以上入院して、やっと今日退院です。
なんで退院が遅くなっていたかというと。
私がサボっていたから。(殴)
でもそれにもわけがあって。(←言い訳してる~ (^^;))
1年前、彼のデスクトップPCの不調を直してあげたので、ノートがなくてもそんなに不自由しないだろうとタカをくくっていた。
でもさすがに1か月も放置するのはあんまりなので、ようやく今月に入って診察と治療開始。(殴)
NECのPC-NS350BAWという15.6インチ液晶のノートです。
私はこんなデカいノートは好きじゃないから、絶対買わないけど。
症状は、とにかく動作が超緩慢。
まず電源オンして、P.O.S.Tが終わってOSが起動し、「ようこそ画面」からデスクトップ画面に遷移するまでが超遅い。
さらにその後、アプリを立ち上げようと、デスクトップのアイコンをクリックしても、なかなか立ち上がらない。
まあとにかく、すべてが愚鈍。打てど響かず。
それに加えて、バッテリーが寿命ですよ~、みたいなポップアップがしょっちゅう出てくるし。
ACアダプターを接続しても、バッテリー残量が10数%のまま一向に満充電にならないという症状で、Kさんも「もうバッテリー、交換したほうがいいのでしょうか」と心配そう。
そのためにPCも、バッテリーの残量低下でCPUのクロックが強制的に下げられて、さらに動作が遅くなっているようです。
ということで、まずやったことは。
国内メーカーのパソコンに共通した問題ですが、プリインストールされているけどほとんど役に立たないか、あるいは「制限解除したかったら正規バージョンを買いましょう」みたいなお試しアプリを一掃することです。
それも、アプリのアンインストール機能は使わず、専用のアンインストーラーでインストール時に変更されたレジストリごと根こそぎ削除。
組合事務所で、手始めにいくつかKさんにやってみせただけでも、はっきりわかるほど早くなりました。
だけど、やはり一番のネックはHDDです。
SSDの快適さに慣れたら、HDDの遅さは耐えられない。
でも、まあ安くなったとはいえ費用もかかるし、とりあえずHDDでもそこそこ使えるようにと、Kさんの了承を得て、メモリーを倍にしました。
既設の4GBに新たに4GBを加えて8GBに増量。かかった費用は2,200円でした。
ひっくりかえして、メモリーのカバーを外します。
これで、メモリ不足を遅いHDDでスワップアウトしなくなるので、処理が格段に早くなります。
増設したメモリのサイズに合わせてページファイルを再調整したら、デスクトップの表示までの時間はあまり変わらないものの、いったん立ち上がったあとは超快速になりました。
バッテリーは、PC内にインストールされていた「バッテリ・リフレッシュ&診断ツール」でバッチリ回復しました。
↓ ピンボケ~。(^^;)
まるまる1日かかったけど。(^^;)
でも感心したのはそのバッテリーリフレッシュツールの出来の良さ。
ACアダプター接続のまま(!)、バッテリーを0%まで完全放電し、その後ゆっくり充電しながらバッテリーを回復させるという優れものでした。
Windowsを起動したままで、こんな操作ができるというのは大したものです。
というわけでバッテリーは完全に復調し、起動時に時間がかかるものの、アプリはストレスなく使えるようになったので、今日Kさんに引き渡しました。
喜んでくれました。
あともう一台、続いて修理依頼された組合委員長のデスクトップパソコンがあるけど、これはさらに難物です。
でもやらなくてはね。
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