少し前に補修しようと思いついた、N家の庭にいる、鼻の欠けた信楽焼のタヌ君。
「酒買い小僧」というタイプの狸です。
でも現地で鼻の再生作業をするのは無理なので、自宅に拉致してきました。
タヌ君は、慣れない車でも、おとなしく後部座席で横になっていました。
帰途にホームセンターに寄って、資材を買いました。
「ウッドエポキシ」と、
耐候性を考えて、屋外用のカラースプレー。
マットとつやありの両方買いました。
「ウッドエポキシ」は木工製品の損傷の補修に使うパテです。
鼻の造形がしやすいように、硬化時間が短いものを選びました。
夏だと30分ぐらいで硬化開始し、4時間で実用強度に達するタイプ。
長いと形がダレてきますからね。
帰宅して玄関で記念撮影。
ダサ~と思っていたタヌ君ですが、最近は情が移って、結構かわいいと思えるようになってきました。
夕食まで時間があったので、早速作業開始。
N家できれいに水洗いしてきたので、さっそく養生テープを顔に貼って、余分なところにパテが付かないようにします。
パテは、A剤とB剤を質量比で等量取り出して、付属の手袋をはめて、手で色が均一になるまでよく練ります。
主剤と硬化剤を正確に測って混ぜないと十分な強度が出ないので、ちゃんと測るのがキモ。
今回は10gずつ計20g使用しました。
信楽で撮ってきた画像も参考にしながら整形。
うまい具合に、元の高さが分かる程度に鼻が残っていたので、簡単に形ができました。
形が崩れないように寝かしてから夕食。
思った以上に早くできて満足。
朝飯前、じゃなくて夕飯前ね。
食事がすんで、しばらくしたら固まってきたので、養生テープを外しました。
顔と鼻の境界は、明日サンドペーパーで滑らかにします。
余ったパテでボールを作って、硬化具合を確認。
6時間たったら説明どおり硬くなっていました。
石のようにカチカチ。
明日はサンドペーパーや木工用やすりで違和感のないように整形します。うまく出来たら塗装も。
顔の色は思ったよりつやがあったので、マットとグロスを適当に使って、つやを合わせる必要があります。
ということで、今日の作業は終了。
楽しい工作はまだまだ続きます。
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