緊急事態宣言で、不要不急の外出は控えましょう、の大キャンペーン。
そうした世間の常識からすれば、鳥見や空撮なんか、不要不急の最たるもの。
厳に慎しまないとね。
でもねぇ。
感染するのは、感染した人との接触か、感染した人が触れたものに触るからでしょ。
感染者が咳して、飛散したエアロゾル状のウイルス・ミストに突入するとかもアリですね。
だから手のこまめな殺菌消毒とマスクは必要。
一方、土曜日の馬見丘陵公園はというと。
駐車場は車が多かったけど、園内は「3密」には程遠い状態。
とくに私がもっぱら徘徊していた鳥見の場所は、たまにしか人が来ない。
風はビュービュー吹いていたし。
場所は違うけど、ドローンを飛ばしたところは、さらに人が少なくて、一時間半の空撮中、来たのは一組のカップルだけ。
それも、互いに顔も分からないほど離れていた。
まあ、警戒されたのかもね。
ドローンなんぞ飛ばしているのは、大概怪しいヤツに決まっているとか。
しかし昨今の私にとって、なにより深刻な問題は、めっきり鳥が少なくなったこと。(そっちかい!)
「常備タキ」なんて罰当たりなことをいってたけど、もうパッタリ見かけなくなって、本当に北の国に行ってしまったみたいです。
というわけで、今やシジュウカラやシメ、アオジさえ(さえとか言うな)、出てきてくれたら超うれしい。
ヤマガラなどはもうレアアイテム。
メジロも、少し前まではありふれ過ぎて、「石を投げたらメジロに当たる」(投げてはいけません!)ぐらいに思っていたけど、このところあまり見かけなくなって。
土曜日なんか、姿を見ただけで、モロ懐かしかった。
そんな土曜日に、遠くの林でシロハラを見つけたときは、もううれしくて、思わず「ありがとー」。
いつものシロハラは、アオジやシメ同様、地面をゴソゴソ這いまわっているだけなのに、この日は珍しく枝に止まっていました。
晴れ姿。
間もなく北方に移動する記念でしょうか。
この日は結局、シロハラにメジロ(↓巣作りの材料をくわえていました)、
ホオジロ、
シメ、ビンズイに
シジュウカラと、
ヒヨドリ。
あまりにも少ないので、ふだんは撮らないアオサギまで入れてなんとか員数合わせ。
でも手持ち無沙汰な分、園内各所に咲いている花たちに目を向けることになって、とくにシャガの美しさにウットリ。
ビロードみたいな花弁ですね。
ヤマツツジや、
シャクナゲも満開でした。
ヤマツツジを見て、小学生の時の遠足を思い出しました。
さらにいつのまにかハナズオウも咲いていて。
今が一番いい季節なのにね。
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