2月9日に、宙組公演「王妃の館」&「VIVA!FESTA!」を観てきました。
前日の天気予報では「平地でも10cmの降雪」だったのですが、朝は小雨が降っていたものの、雪はナシで一安心。
宝塚付近も弱い雨で、傘を片手に車椅子を押して大劇場に行きました。前回と違って高校生の団体観劇でホールは賑わっていました。今回の席は18列上手寄りで、ヨメさんは客席降りを期待して通路側の席。
という前置きはこのくらいで、感想です。前もってお断りしておきますが、少々ネタバレありで絶賛モードではなく、これまで以上に内容希薄で、私の好みだけの感想です。(^^; いつもの通り敬称略です。
まず芝居ですが、久しぶりのドタバタ喜劇。(笑) スラプスティック・コメディ。
初めは、格安/豪華2つのツアーのダブルブッキング騒動と、ルイ14世とディアナの悲恋がどう絡むのか、展開に期待して観ていましたが、途中からだんだん話の限界が見えてきたので、単純にドタバタを楽しむことにしました。
でもこれが実咲凜音のサヨナラ公演とは、なんとも微妙な作品。
幕が上がってすぐにお笑いが始まって、一気に筋弛緩状態(殴)。
話は、朝夏まなと扮するスランプ気味の流行作家・北白川右京が参加するデラックス・ツアーと、同じ旅行社の格安ツアーが、パリの高級ホテル「王妃の館」に同時に宿泊するダブルブッキング騒ぎです。
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このドタバタ騒動にたまりかねて、元の住人であるルイ14世が肖像画から抜け出して登場、その愛人ディアナとの悲劇の歴史も絡むというストーリーですが、脚本はあまり話のディテールにはこだわっていなくて、むしろ登場人物のギャグで笑わせるという感じ。私としては伶美うららのディアナの場面が少なくて、ちょっと残念でした。でもきれいでしたねー(殴)。見惚れます。
今回一番の儲け役はなんといっても不動産王・金沢貫一(金色夜叉を連想しました(笑))役の愛月ひかる。
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まあ今時、ネイティブでもこんな話し方はせんやろ!みたいなコテコテの大阪弁で、その職業とガラの悪さ・品のなさが某大統領のイメージとダブって、可笑しさ倍増でした。
この人、私的には去年のルキーニの好演以来一皮むけた印象が強く、今回もガラッと変わった役どころをのびのびと演じていて好感度大です。
朝夏まなとの北白川右京(クサイペンネームです)は、スランプ状態を脱しようと、新作「ベルサイユの百合」(笑)のネタ集めのためにツアーに参加したという設定でした。
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人気に陰りが出ても自信満々の高慢な態度のギャップが面白くて大ウケ、爆笑の連続でした。朝夏まなとはこれまでの真面目な役柄とは違う意外な側面を見せた感じで、新鮮でした。
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弱小旅行代理店の女社長兼ツアーコンダクター・桜井玲子役の実咲凜音も同じような印象で、ドタバタ劇でも真面目に丁寧に演じていて、それが逆に面白く楽しめました。
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ただ、朝夏まなととはあまり絡まないのでどうなるのかと思っていましたが、かなり「取って付けた」感ありながらも、最後は二人をなんとかくっ付けていました。(笑)
もう一方の格安ツアーの引率者・戸川光男は桜木みなと。ダブルブッキングがバレるのではといつも小心翼々、びくびくしながらツアーを引率しています。
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あとは北白川の担当編集者・早見リツ子の純矢ちとせ、
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町工場の社長夫妻に寿つかさと美風舞良、影グループの元夜間高校教師の一樹千尋が、いつもの安定した演技でしたが、いずれも役不足で、もったいない感もありました。
その中で一人やたらに目立っていたのがオカマの青年・クレヨンこと黒岩源太役の蒼羽りく。
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宝塚の男役がおかまを演じるというややこしい設定が可笑しいし、でも、というか当然というか、女装がよく似合っていて(殴)、オーバーな演技ながらきれい。出てきただけで客席の笑いを誘うトクな役でした。本人も客席の反応を楽しんでいる様子でしたね。
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もう一方の主役級・ルイ14世の亡霊は真風涼帆。
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日本人客の傍若無人ぶりに耐えかねて出てきたものの、いつのまにかその怒りは消え、ベルサイユ宮殿のツアーガイドになっているというのが可笑しいです。喜劇とはいえ衣装は宝塚らしく豪華で、真風も真面目にル堂々としたイ14世を演じていて(笑)、これまた目立つ存在でした。
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ルイ14世の300年の悲恋の相手のディアナ役の伶美うららは、持ち前の美貌でまさに適役。
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でも先に書いたように出番が少ないのが勿体ない。
「VIVA!FESTA!」はよくまとまっていましたが、最近の良作レビュー続きの後ではちょっと新味に欠ける感じ。
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祭りが主題なので、オープニングから大迫力のカーニバル、客席おりもたっぷりでヨメさんもハイタッチしてもらって大喜び。
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その後場面は一転し、闘牛士の場面では牛と闘牛士の一騎打ちが見ものでした。ただそれに続くYOSAKOIソーランは、客席と一体になって盛り上がったものの、これまたデジャブ感がありました。
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でも客席も大きな手拍子で参加して大ノリでしたね。
あとはラインダンスで、伶美うららが美脚のダルマ姿を披露して、
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芝居での物足りなさをカバーしてくれて大満足。
澄輝と桜木も頑張ってフィナーレを盛り上げて
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トップコンビのデュエットでは、朝夏まなとがこれでもかのトルネード(笑)リフトで頑張っていました。美咲凛音への思いが伝わってきた感じでした。
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観終えてヨメさんとの感想で一致したのは、「芝居とショー、一度は観るべきだけど、リピートまではいかないね」という点でした。(あくまで個人の感想です)(笑)
同じ喜劇でも「こうもり」や「ガイズ~」は文句なしにリピート!となりましたが‥。(^^;
最後ですが、今回退団公演となった美咲凛音にとって、いろいろ思うところの多いタカラヅカ生活だったと思いますね。
あくまでスカステのナウオンとかの番組で見ただけの印象ですが、ぎこちない凰稀かなめとのコンビから、朝夏まなとに変わって、持ち味を生かしたいい舞台(今回はちょっと?ですが)も経験出来たと思うので、よかったと思います。
というわけで感想は終わりです。ここまでご覧いただきありがとうございました。
次回のタカラヅカは4月、3月は兵庫芸文センターで2回観劇する予定です。
また機会があればご覧ください。
前日の天気予報では「平地でも10cmの降雪」だったのですが、朝は小雨が降っていたものの、雪はナシで一安心。
宝塚付近も弱い雨で、傘を片手に車椅子を押して大劇場に行きました。前回と違って高校生の団体観劇でホールは賑わっていました。今回の席は18列上手寄りで、ヨメさんは客席降りを期待して通路側の席。
という前置きはこのくらいで、感想です。前もってお断りしておきますが、少々ネタバレありで絶賛モードではなく、これまで以上に内容希薄で、私の好みだけの感想です。(^^; いつもの通り敬称略です。
まず芝居ですが、久しぶりのドタバタ喜劇。(笑) スラプスティック・コメディ。
初めは、格安/豪華2つのツアーのダブルブッキング騒動と、ルイ14世とディアナの悲恋がどう絡むのか、展開に期待して観ていましたが、途中からだんだん話の限界が見えてきたので、単純にドタバタを楽しむことにしました。
でもこれが実咲凜音のサヨナラ公演とは、なんとも微妙な作品。
幕が上がってすぐにお笑いが始まって、一気に筋弛緩状態(殴)。
話は、朝夏まなと扮するスランプ気味の流行作家・北白川右京が参加するデラックス・ツアーと、同じ旅行社の格安ツアーが、パリの高級ホテル「王妃の館」に同時に宿泊するダブルブッキング騒ぎです。
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このドタバタ騒動にたまりかねて、元の住人であるルイ14世が肖像画から抜け出して登場、その愛人ディアナとの悲劇の歴史も絡むというストーリーですが、脚本はあまり話のディテールにはこだわっていなくて、むしろ登場人物のギャグで笑わせるという感じ。私としては伶美うららのディアナの場面が少なくて、ちょっと残念でした。でもきれいでしたねー(殴)。見惚れます。
今回一番の儲け役はなんといっても不動産王・金沢貫一(金色夜叉を連想しました(笑))役の愛月ひかる。
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まあ今時、ネイティブでもこんな話し方はせんやろ!みたいなコテコテの大阪弁で、その職業とガラの悪さ・品のなさが某大統領のイメージとダブって、可笑しさ倍増でした。
この人、私的には去年のルキーニの好演以来一皮むけた印象が強く、今回もガラッと変わった役どころをのびのびと演じていて好感度大です。
朝夏まなとの北白川右京(クサイペンネームです)は、スランプ状態を脱しようと、新作「ベルサイユの百合」(笑)のネタ集めのためにツアーに参加したという設定でした。
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人気に陰りが出ても自信満々の高慢な態度のギャップが面白くて大ウケ、爆笑の連続でした。朝夏まなとはこれまでの真面目な役柄とは違う意外な側面を見せた感じで、新鮮でした。
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弱小旅行代理店の女社長兼ツアーコンダクター・桜井玲子役の実咲凜音も同じような印象で、ドタバタ劇でも真面目に丁寧に演じていて、それが逆に面白く楽しめました。
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ただ、朝夏まなととはあまり絡まないのでどうなるのかと思っていましたが、かなり「取って付けた」感ありながらも、最後は二人をなんとかくっ付けていました。(笑)
もう一方の格安ツアーの引率者・戸川光男は桜木みなと。ダブルブッキングがバレるのではといつも小心翼々、びくびくしながらツアーを引率しています。
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その中で一人やたらに目立っていたのがオカマの青年・クレヨンこと黒岩源太役の蒼羽りく。
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宝塚の男役がおかまを演じるというややこしい設定が可笑しいし、でも、というか当然というか、女装がよく似合っていて(殴)、オーバーな演技ながらきれい。出てきただけで客席の笑いを誘うトクな役でした。本人も客席の反応を楽しんでいる様子でしたね。
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日本人客の傍若無人ぶりに耐えかねて出てきたものの、いつのまにかその怒りは消え、ベルサイユ宮殿のツアーガイドになっているというのが可笑しいです。喜劇とはいえ衣装は宝塚らしく豪華で、真風も真面目にル堂々としたイ14世を演じていて(笑)、これまた目立つ存在でした。
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祭りが主題なので、オープニングから大迫力のカーニバル、客席おりもたっぷりでヨメさんもハイタッチしてもらって大喜び。
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その後場面は一転し、闘牛士の場面では牛と闘牛士の一騎打ちが見ものでした。ただそれに続くYOSAKOIソーランは、客席と一体になって盛り上がったものの、これまたデジャブ感がありました。
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芝居での物足りなさをカバーしてくれて大満足。
澄輝と桜木も頑張ってフィナーレを盛り上げて
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トップコンビのデュエットでは、朝夏まなとがこれでもかのトルネード(笑)リフトで頑張っていました。美咲凛音への思いが伝わってきた感じでした。
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観終えてヨメさんとの感想で一致したのは、「芝居とショー、一度は観るべきだけど、リピートまではいかないね」という点でした。(あくまで個人の感想です)(笑)
同じ喜劇でも「こうもり」や「ガイズ~」は文句なしにリピート!となりましたが‥。(^^;
最後ですが、今回退団公演となった美咲凛音にとって、いろいろ思うところの多いタカラヅカ生活だったと思いますね。
あくまでスカステのナウオンとかの番組で見ただけの印象ですが、ぎこちない凰稀かなめとのコンビから、朝夏まなとに変わって、持ち味を生かしたいい舞台(今回はちょっと?ですが)も経験出来たと思うので、よかったと思います。
というわけで感想は終わりです。ここまでご覧いただきありがとうございました。
次回のタカラヅカは4月、3月は兵庫芸文センターで2回観劇する予定です。
また機会があればご覧ください。