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星組公演『ガイズ&ドールズ』再び-ますます面白くなっていました

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8月27日に観てから、とにかく楽しい舞台だったので、帰途の車中で再観劇の合意に達しました。(殴)
そして、ヨメさんとチケット仲介サイトを探索、まもなくリーズナブルな価格のチケットを見つけてポチッとな。
9月13日に観てきました。私たちの観た11時公演は貸し切り公演で、スポンサーはセディナ。
でも前日までセディナとは何ぞや?でしたが、三井住友グループのクレジットカード事業会社なんですね。ちっとも知らなかった。(^^;

当日の道中は往復とも稀に見る交通量の少なさで、1時間きっかりで大劇場に到着。劇場はまだ閑散としていて、弁当を買うにも販売開始時間になっていませんでした。で、ロビーを見わたすと、セディナさんのブース?があって、チケットの席番号の抽選で当たる賞品などが置いてありました。


結構賞品がよくて、次回星組公演(コウモリですね)のSS席最前列中央にペアでご招待とか、豪華です。


幕間に抽選発表があると書いてありました。「何か当たるといいね」と私がいうと、ヨメさんは「そんなんあたらへんわ」。
二人の性格の違いがよくわかるでしょう? でも最下段の、列関係なし席番号だけの抽選なら当たるかもと、未練な私はひそかに期待していました。(笑)

前回は上手側端の席でしたが、今回は下手側の端。車椅子利用には下手側のほうがいいのですが、先行予約で当たるのは上手側ばかり。久しぶりの下手側でした。幕の見え方も違うし、

レンガ塀も新鮮でした。




で、ようやく感想です。いつにもましてとりとめのない話ですが、よろしければお付き合いください。以下敬称略です。

まず最初は北翔海莉のスカイです。やはり公演の回を重ねて自信がついてきたのか、余裕たっぷりの歌でした。迫力のある歌声にさらに磨きがかかって、聞きごたえ十分でした。

それに加えて、貸し切り公演ならではアドリブでも楽しませてくれました。最初のタクシーの場面では「支払いはセディナカードで!」。
そして(前回私が勘違いしていましたが、実際はサラではなくてアデレイドとの同席場面での)ホットボックスでの支払いでも「支払いはセディナカードで!」。ウケていました。(笑)
一番面白かったのは、舞台の後半、北翔海莉が、十輝いりすのテディベアを取り上げて客席に投げるような仕草をしたところ。一瞬まわりが驚いて、それを見た北翔海莉が自分で吹いてしまって、しばらく笑いが収まらず、後ろに下がって帽子で笑顔を隠していました。それを見た客席も大笑い。
その後すぐ立ち直って、真顔で演技していましたが、私は百戦錬磨な彼女でもこんなことがあるのかと、素の彼女を垣間見た感じでちょっと得した気分でした。
演技もメリハリがはっきりしてきて、ますますよくなっていました。

サラ・ブラウンの妃海風はやっぱり初演のキャストよりもいいですね。ハバナ行を巡って、スカイへの想いとか自分の気持ちの変化がよく表現できていて、ヨメさんもすっかり気に入った様子で「妃海風は良かったね」と褒めていました。学年差はあってもいいカップルで一安心。(笑)

ただ、前回はほめすぎだったのが歌で、アデレイドと一緒に歌う場面だとまだ発展途上な感じがしました。今後に期待しましょう。

ネイサン・デトロイトの紅ゆずるは今回観て、やはりハマリ役だと思いました。裏町を仕切るバクチうちの頂点にいても、実は小心者で軽くて頼りなくて、どこか憎めなくて優しいところもあるネイサン。

初演のウタコもよかったですが、今回の紅ネイサンもアリだと思いました。

結婚しても礼アデレイドの尻に敷かれて幸せな生活を送れそうです。(笑)

そのアデレイドの礼真琴です。私はリピートで一番楽しみにしていた役ですが、本当にうまいもんですね~♪
演技に過不足なくて、こういう役にありがちなやり過ぎ感が全くなくて、歌も恐ろしくうまい。
「ミンクを持って帰る男(TAKE BACK YOUR MINK)」などの曲は、何度聞いてもすごいです。
男役で、短時間の稽古でよくこんなに完ぺきに女役をできるもんだと感心しながら観ていました。それとダンスも見ごたえがあります。私的にはアデレイドが一番おいしい役だと思っています。大したものです。
男役をやっているといい意味で演技に強さが出て、今回のような役でも臆せず存分に弾けまくれるのでしょうね。演出も適切で、いい感じでした。
ショーの紅とのデュエットも期待通りで、ダンス巧者の本領発揮でした。


で、幕間になって、ヨメさんに付き添って障がい者トイレに行く途中、プレゼントの抽選結果のアナウンスがありました。歩くのに必死なヨメさんを見守りながらなのでよく聞こえなかったものの、どうやら私の席番号7が当たったように聞こえました。
その後、席に戻って昼食を済ませてから、「礼真琴だといいね」と言いながらチケットを持ってロビーに確認に行きました。やはり当たっていて、礼真琴のサイン入り色紙でした。(笑)

これで~す♪↓

帰宅後座席表で数えてみると、大劇場の7番は40席ありますね。直筆ということですから、40枚書いたのでしょうか。
ただ、何と書いてあるのか文字がちょっとわかりません。(笑)

今回の観劇でもう一人印象に残ったのがナイスリーの美城れんです。やっぱり絵になる!それと歌も味がある!
ベニーとラスティを従えて、舞台を歩き回る姿はまさに「余人をもって代えがたい」。(笑)

この役を2002年に大空祐飛がやったというのはちよっと想像できませんね。

前回あまり触れなかったですが、今回観て壱城あずさのハリーも結構目立っていました。サングラスがよく似合って、ちょっと強面のワルのギャンブラーです。 アーヴァイトの天寿光希の善人そのものの役と好対照でした。

十輝いりすのビッグ・ジュールは、前回かなり台詞が軽く感じましたが、今回は強くなっている印象でした。ただ彼女は、声が体に似合わず(殴)やさしいですね。これがもっと押し殺したような低い声で「クラップやろうぜ」と言ってくれたらさらに迫力が出ると思いますが。

初演の旺なつきがかなりインパクトがあったので、つい比較してしまいます。

あと前回記していなかったことでは、クラップ集団のアンサンブルの見事なこと。大したものです。この公演、本当にどの歌も聞き応え十分でした。それと、使われている曲がまた耳に残るいい曲ばかり。

ただ、2回観た後で、ヨメさんが残念がっていたのは二幕目からのダンスの振付です。これは初演のほうがよかったとしきりに言っていました。あのバスティーユのKAORIaliveだったらどんな振付になっていただろうかとも。でも私は初演を観たことさえ忘れていたので(殴)、このあたりの違いは分りませんが。(笑) 確かにKAORIaliveならまた別の見せ場を作ってくれたとは思います。

話は前後しますが、この日は貸し切り公演なのに立ち見も出ていて、30人ぐらいが観劇されていました。リピートのお客さんも増えているのでしょうね。

ということで、観終わって二人とも大満足。
前回見落としていたディテールもじっくり観ることができて、楽しいアドリブとラッキーなプレゼントで値打ちのある観劇でした。
古い作品でも、「ミーマイ」などと違ってあまり題材に古さを感じないのもよかったです。シリアスな文芸大作ももちろんいいですが、こういうハッピーな気分にしてくれる楽しい作品も宝塚には欠かせないですね。
芸達者揃いな現星組ならではの面白い出来で、久しぶりに幸せな気分で帰途につきました。

これに続いて、次作品もいい出来になることを願いたいですね。(チト題材が不安ですが(笑))

ここまでご覧いただきありがとうございました。

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