少し前から、ベランダで植木いじりをしていると、アシナガバチがウロウロしているのに気づいていました。
別に襲ってくる気配もないので、よく見るな程度だったのですが。
最近になって、何匹も、ベランダのガラス戸周辺を飛び回るようになって、さすがにこれはちょっと危ないなと思い始めました。
それで先週末、蜂の行動を注視していると、蜂たちはベランダの古いプランターの中の植木鉢に出入りしていることがわかりました。
その鉢は伏せて置いていましたが、斜めになった隙間から出入りしていました。
中に巣があることはわかりましたが、さてどうするかね~。🤔
至近距離まで飛んできたのをスマホで撮って、どんな種類か調べたら、セグロアシナガバチでした。
ネットで見ると、
「セグロアシナガバチは、アシナガバチのなかでも攻撃性・毒性ともに高く、刺されたらスズメバチと同じくらい強い痛みがあり、とくに7~9月の営巣の最盛期に巣に近づいたり刺激すると、容赦なく攻撃してきます。毒の危険性はスズメバチに匹敵するほど。」(怖)
(Wikipediaより)
ということで、駆除することにしました。
飛び回っていた蜂がみんな巣に入ったタイミングで、鉢の隙間から殺虫スプレーを噴射。
すぐに、もがきながら10数匹の蜂が出て来ました。
すごい効き目です。
でも何も抵抗せずバタバタ死んでいく姿を見て、ちょっぴり後悔。😒
かわいそうなことしたなと。
しばらく放置したあと、火ばさみでうつ伏せのまま植木鉢を持ち上げて、コンクリートの床に置きました。
猛暑の熱で幼虫を蒸し焼きする計画です。
翌朝ベランダを見たら、10数匹転がっていた蜂の死骸は、ほぼなくなっていました。
最初はイソヒヨドリが食べたのかなと思ったのですが、よく見ると、残った死骸にアリが群がっていました。
解体して持ち去ったみたい。
すごいです。
もう大丈夫だろうと、鉢を起こして中を見たら、予想以上に大きな巣でした。😱
念のため、またたっぷり殺虫スプレーを噴射しました。
働きバチは意外に長期間外で活動するのか、その後も何匹か巣に戻ってきました。
でも、どの蜂も、コンクリートに置いた巣には見向きもせず、もともと巣のあった場所の周辺を探し回っていました。
ということで、無事巣を撤去したのですが。
その後ネットをよくよく調べたら、驚愕の事実が判明。
「アシナガバチは、基本的におとなしいハチであり、巣を刺激しなければ人を攻撃することはありません。自然界では、農作物や庭木に付く毛虫やイモムシを食べたり、花粉を媒介するなど、益虫として役立っています。」
さらには、
「アシナガバチの巣ができてしまったら、まずはできるだけ近づかず、騒がず巣を刺激しないようにします。
冬になりハチが出入りしなくなるまで、十分に注意しましょう。
営巣場所にもよりますが、そっと見守っていただくことも一つの方法ですし、生活に支障があれば駆除をするという選択肢もあります。
※アシナガバチの巣は1年限りで中は空になり、残った巣が翌年に利用されることはありません。」
ガーン!! 何も支障なかったんだよね〜!
無益な殺生をしてしまった。
おとなしいから駆除が簡単だったわけだね。
ランニングシャツに半パン、サンダル履きという横着なスタイルでも、まったく危険は感じなかった。
一番最初に紹介した記述は、駆除業者のサイトのものでした。
検索して上位に出てくるサイトは、すべて駆除業者さんばかり。 もちろん危険性は皆無ではないでしょうが、その「危険性」は相当盛られていましたね。
ここ↓を読んでから冷静に判断したらよかった。(神戸市さん、いい仕事していますね)
その名も「アシナガバチと上手につき合おう」
https://www.city.kobe.lg.jp/a84140/kenko/health/hygiene/life/bee/ashinagabachi.html
後悔の日々です。