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▢ 「森 フォレ」 三重苦の観劇でした ▢

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日曜日、3年ぶりに兵庫芸文センターに出かけてきた。 楽しみにしていました。   先行予約で取れた席はまあまあでも、つれあいとよく通った劇場に、3年ぶりに行けるだけでワクワク。   もう戻りようのない日々ですが、せめてその余韻だけでもどこかに残っていたらと思って。   早めについて、チケットの発券手続きも済ませて中ホール前に行ったら、確かに懐かしかった。 ↑ 花は一つだけでした。   でもね。   肝心の観劇が三重苦だった。   まず寒かった。   この劇場がどんなに寒いか、コロッと忘れていました。   なので、無謀にも半袖のポロシャツで出かけたのが運の尽き。   開演後すぐ、ヤバい!と思いました。どんどん両腕が冷えていくから。   でも最初の幕間で、公演予定のチラシが入ったポリ袋を2つ確保して、底に穴をあけて腕を通したらなんとかしのげた。   もっと致命的だったのは、肝心の話が、いくらセリフを聞いていても、見えてこない。   まあね。   少しは予感していた。   この劇場では、レバノン出身の劇作家ワジディ・ムワワドの“「約束の ⾎」4部作”シリーズのうち、『炎 アンサンディ』(2014年初演、17年再演)と『岸 リトラル』(17年戯曲リーディング公演、18年本公演)が上演され、私たちは『炎 アンサンディ』の初演と再演を観ていました。   今回はそのシリーズの第3弾、『森 フォレ』でした。   でもチケットを申し込むときチラシを見てすでに不吉な予感。   粗筋を見ても、どんな話かわからないというのはちょっとヤバそうと思って。   なのに何でチケットを買ったかというと、つれあいが長年ひいきにしていた麻実れいさんが『炎 ・・・』に引き続いて出ていたから。   感想を遺影に報告できたらいいなと思ったし。   でも甘かったね~。   まだ『炎 ・・・』ではなんとか話について行けたけど、今回の舞台は、開演後すぐに、もう登場人物のセリフが理解できない状態。     役者全員が良く響く声で、活舌もよく熱演しているのに、セリフの意味が全くわからないという舞台はつらいです。   しばらくしたら、あちこちでコックリとされている方が・・・・。   幸いというか不幸というか、私はとにかく寒くて寝てられなくて、二幕まで起きていました。(殴)   でもストーリーは全く理解できず。
一幕目は分からなくても、二幕から俄然よく話に入り込めるという舞台も、よくあるんですが。
今回はますます分からなくなって。   観ながら、役者が力演しているのには感心したけど。   ポリ袋のおかげで三幕目から寒くはなくなってきたけど、今度はお尻が痛い。   何度も態勢を変えなければ座っていられないほど。   いえ、痔ではなくて。(^^;)    椅子がね~、どうにもよくない。   というわけで残念な観劇でしたが、それでも三幕目になってようやく意味の分かるセリフになってきて、進行になんとかついて行けました。   でもその段階ではもう全体像がつかめず、チラシにいう「6世代と2大陸にまたがる時空を超えた壮大な叙事詩の集大成」の意味は全く分かりませんでした。   まあこれまでも何度か、こんな舞台あったけどね。今回はその中でも最強クラスかな。(殴)   でも最後は客席全員がスタンディングオベーション。私の席の前後左右で舟をこいでいたみなさんも、もちろんスタンディングして力強く拍手されていました。   その気持ち、痛いほどわかるわ~。  

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