少し前に、MS-1057の無線LANカードを交換して倍速以上になったのに気をよくして、食卓でネット検索に使っているAcerのアスパイア ワン(ネットブックです:以下アスワンと略)もスピードアップしたくなりました。ビョーキなのはわかっています。自覚症状ありです。(笑)
早速日本橋のココのホームページで調べたら、1種類だけ販売していました。インテルのCentrino Advanced-N 6235(以下6235です)というもの。無線LAN 300Mbps(IEEE802.11n)・54Mbps(IEEE802.11a)・54Mbps(IEEE802.11g)・11Mbps(IEEE802.11b)対応で、新製品とのことです。
ちょうど先週の土曜日に大阪市内に出かけた際ゲット。2,980円となかなか微妙な値段でした。
アスワンのOSはXpなので、インテルのホームページから6235用ドライバをダウンロードして、USBメモリなどにコピーしておきます。
そして、とある夜更けにアスワンを解体。
といっても、全部バラす必要はありません。
まずキーボードを撤去。
次にパソコン本体底のネジを外してから、キーボード下のカバーを固定しているネジを外したらパームレストとフレームが外れ、無線LANカードが見えます。これを固定しているのはネジ1本だけ。
アンテナコード2本を外してからそのネジを外し、斜めに持ち上げたらソケットから取り出せます。
新しい無線LANカードは前回同様ハーフサイズなので、これもジャンクパーツの中から適当な金属片を見つけ、切断して固定しました。あとはアンテナコードを接続してカバー類を元通りに装着して完了。15分程度の作業でした。
プチ期待しながら電源オン。
ところがここで問題発生。
異常に起動が遅いのです。アスワンには余計なアプリケーションや常駐ソフトをインストールしていないのでいつも立ち上がりはかなり早いのですが、今回は劇遅。
フリーズしている?と思うほど遅いのです。立ち上がってしまえば一応動いていますが、アプリの動作も遅く使い物になりません。顔面蒼白(笑)で、また分解して元の無線LANカードを付けて立ち上げたら、サクサク作動。6235の詳細なスペックがわからないので原因は不明ですが、何らかの相性問題が発生しているのは明らか。使用を断念しました。
これが最初の意気消沈。
これで終わったらただのいつもの無駄遣い記録ですが(笑)、ファジー(死語です)な性格なので、このダメN6235無線LANカードをMS-1057に移植し、MS-1057につけている無線LANカード・インテル5300をアスワンにつけたら丸く収まるのではと思いついたのです。
ええ、何の根拠もなくただ思いついただけです。(笑) まあ5300のほうが古い製品なので合うかなといった感じです。
で、早速チャレンジ。MS-1057から5300を取り出して、代わりにアスワンで使えない6235を移植することにしました。
この段階で以前の作業でアンテナ配線が間違っていたことを発見。
5300には3点のアンテナ接点があります。その真ん中のグレーの△表示にMS-1057のグレー線を接続していましたが、これは間違い!正しくは、グレー線(MAIN)をMAIN接点に接続し、真ん中は使用しません。黒はそのまま。
↓Intelの5300です
謹んでお詫びして訂正します。^_^;
↓間違っていたアンテナ線 でも感度は変わらず!
元に戻して電源オン!
MS-1057はいつものように起動しました。Windows7の起動は早くて気持ちいいですな。
ところが、デバイスを認識させるため、先の6235用ドライバーをインストール!という段階でまたまた問題発生!
なんとタッチパッドが反応しない!。付属した左右のボタンも無反応。さらにその下の各表示用LEDもすべて不点灯。
これまでいろいろ改造のたびに何度も分解してきたため、どうもパームレストとマザーボードをつなぐリボンケーブルが破損したようです。
一難去ってまた一難。トホホです。
とりあえず無線LANの可否を確かめようと、マウスとキーボードでネットワークのパスワードを入力したら、あっけなく繋がりました。無線LANカードはOKでした。
速度も130Mbpsとか表示されて交換前と変わりません。ただし電波の飛距離は伸びて、ルーターから一番離れている寝室でも感度表示は4本立っています。交換前は3本がせいぜいでした。
今度は、5300をアスワンに装着します。金属板でカードを固定して本体を元通りにして、こちらにも5300用ドライバーをインストール。起動は以前のように早いです。ネットワークキーを入れたらインターネットにもつながりました。速度も144Mbpsと倍以上の速さでサクサクです。
元は54Mbpsだったのが↓
こんな感じになっています↓
まあこれで無線LANカードは無事活用できることになりましたが、問題はMS-1057のタッチパッドの故障。
もう一度分解してみました。
やはりリボンケーブルのマザーボードとの接続部が問題のようです。
↓リボンケーブルを触るとLEDが点滅します
でも何度も抜き差ししていたら、とうとう全く点灯しなくなりました。もちろんこの作業は電源オフで、充電状態で緑の充電表示のLEDが点灯するか確認していたのですが。
外したケーブルの先端部をよく見ると、何か所か金属箔がめくれていて、1カ所は完全に切れたところがあります。がっくりです。まあ、マウスで作業ができますが、ベッドとかマッサージ椅子に座ってのインターネットなどでは不便です。
昔職場で支給されたノートなどには、タッチパッドなどなくてマウス専用というのもありましたが、もともと無いならそれで済んでも、今まで使えていたものが使えなくなるのはつらいものです。
でも、MSIのホームページを見ても入手は無理。希少機種なのでジャンクも期待薄。
それで最後の手段として、リボンケーブルの先端を切り落として、被覆を取り去って接続することにしました。
↓切り落としたリボンケーブルの先端部 いじったのでボロボロになっています
しかしこの被覆が固いのです。まあ簡単にはがれるようではだめですが、それにしても固い。
なんとかカッターで削ろうとしましたが、焦ると金属箔まで切れてしまいます。誰か被覆の取り方などご存じないかと検索しても、一体成型しているので無理とかの非情な答えだけでした。
ただお一人、パソコンではなく電気製品ですが、頑張ってカッターで被覆を取り除いて接続に成功したとの報告が。
私もダメモトで再チャレンジすることにしました。この時点で何度も失敗してケーブルはかなり短くなってきていましたが(泣)、慎重にやれば出来る!と自分に言い聞かせて最後の挑戦。
本当に、これで失敗したら接続できないくらい短くなっていましたね。
焦らず無理せず作業を続けていたら、なんとか5?程度きれいに露出させることが出来ました。ヤレヤレです。
そのまま差し込もうとしましたが、元の接続部には、裏にブルーのフィルムが貼られていて、抜き差し時のつまみになっていました。マザーのコネクタの隙間はそれに合わせているので、リボンケーブルだけ差し込んでもロックできません。
それで、スペーサーというかシムというか、ケーブル先端部の裏にプラスチックテープを2枚貼って厚みを調整しました。
祈りながらコネクタにケーブルを差し込んでロックしました。
ケーブルはギリギリまで短くなっています。
もとはこのくらい長かったのです。
そして電源オン!
成功しました。タッチパッドも各LEDも復活しました。
ああ、やれやれでした。普段何気なく使ってきたタッチパッド。同じく点いて当然だったLED。
作動しなくなって、ダメかと一時はあきらめて、それでも苦労してまた復活した今は、無性にありがたい機能のようにみえてきますね。
まあ身から出た錆とはいえ、この2日間はヤキモキしました。これにこりて、無駄にパソコンの改造などしなくなる、ワケはありませんね。それがビョーキというものです。
でも、良い子は決してマネをしてはいけません。
それにしても、リボン(フレキシブル)ケーブルの接続にケーブル先端差し込み式のコネクタを使うのは感心しませんね。
ちゃんとしたピン式のコネクタを使うべきです。
以前書いたDynabook SS1610のダーティビットの原因も、SSDの早すぎる劣化も、SS1600シリーズに使用されている差し込み式のハードディスク・ケーブルコネクタ(本当に華奢なケーブルです)の接触不良だと思っています。
ハードディスクのように、比較的電流が大きくてしかも常時アクセスを繰り返しているものに、差し込み式のコネクターなどを使用するのは間違いだと思います。
私はダーティビットの処理後、今回と同様ケーブル先端部にテープを貼って接触圧力を高くしたので、その後は全くトラブルフリーですが、そうでなければまた再発したと思います。
補足:無線LANカードのアンテナ接点には≪1 MAIN≫と≪2 AUX≫と表示されています。1には白またはグレー、2には黒のアンテナ線を接続します。ただ、私の場合は逆でもあまり違いがなかったのですが。(笑)
早速日本橋のココのホームページで調べたら、1種類だけ販売していました。インテルのCentrino Advanced-N 6235(以下6235です)というもの。無線LAN 300Mbps(IEEE802.11n)・54Mbps(IEEE802.11a)・54Mbps(IEEE802.11g)・11Mbps(IEEE802.11b)対応で、新製品とのことです。
ちょうど先週の土曜日に大阪市内に出かけた際ゲット。2,980円となかなか微妙な値段でした。
アスワンのOSはXpなので、インテルのホームページから6235用ドライバをダウンロードして、USBメモリなどにコピーしておきます。
そして、とある夜更けにアスワンを解体。
といっても、全部バラす必要はありません。
まずキーボードを撤去。
次にパソコン本体底のネジを外してから、キーボード下のカバーを固定しているネジを外したらパームレストとフレームが外れ、無線LANカードが見えます。これを固定しているのはネジ1本だけ。
アンテナコード2本を外してからそのネジを外し、斜めに持ち上げたらソケットから取り出せます。
新しい無線LANカードは前回同様ハーフサイズなので、これもジャンクパーツの中から適当な金属片を見つけ、切断して固定しました。あとはアンテナコードを接続してカバー類を元通りに装着して完了。15分程度の作業でした。
プチ期待しながら電源オン。
ところがここで問題発生。
異常に起動が遅いのです。アスワンには余計なアプリケーションや常駐ソフトをインストールしていないのでいつも立ち上がりはかなり早いのですが、今回は劇遅。
フリーズしている?と思うほど遅いのです。立ち上がってしまえば一応動いていますが、アプリの動作も遅く使い物になりません。顔面蒼白(笑)で、また分解して元の無線LANカードを付けて立ち上げたら、サクサク作動。6235の詳細なスペックがわからないので原因は不明ですが、何らかの相性問題が発生しているのは明らか。使用を断念しました。
これが最初の意気消沈。
これで終わったらただのいつもの無駄遣い記録ですが(笑)、ファジー(死語です)な性格なので、このダメN6235無線LANカードをMS-1057に移植し、MS-1057につけている無線LANカード・インテル5300をアスワンにつけたら丸く収まるのではと思いついたのです。
ええ、何の根拠もなくただ思いついただけです。(笑) まあ5300のほうが古い製品なので合うかなといった感じです。
で、早速チャレンジ。MS-1057から5300を取り出して、代わりにアスワンで使えない6235を移植することにしました。
この段階で以前の作業でアンテナ配線が間違っていたことを発見。
5300には3点のアンテナ接点があります。その真ん中のグレーの△表示にMS-1057のグレー線を接続していましたが、これは間違い!正しくは、グレー線(MAIN)をMAIN接点に接続し、真ん中は使用しません。黒はそのまま。
↓Intelの5300です
謹んでお詫びして訂正します。^_^;
↓間違っていたアンテナ線 でも感度は変わらず!
元に戻して電源オン!
MS-1057はいつものように起動しました。Windows7の起動は早くて気持ちいいですな。
ところが、デバイスを認識させるため、先の6235用ドライバーをインストール!という段階でまたまた問題発生!
なんとタッチパッドが反応しない!。付属した左右のボタンも無反応。さらにその下の各表示用LEDもすべて不点灯。
これまでいろいろ改造のたびに何度も分解してきたため、どうもパームレストとマザーボードをつなぐリボンケーブルが破損したようです。
一難去ってまた一難。トホホです。
とりあえず無線LANの可否を確かめようと、マウスとキーボードでネットワークのパスワードを入力したら、あっけなく繋がりました。無線LANカードはOKでした。
速度も130Mbpsとか表示されて交換前と変わりません。ただし電波の飛距離は伸びて、ルーターから一番離れている寝室でも感度表示は4本立っています。交換前は3本がせいぜいでした。
今度は、5300をアスワンに装着します。金属板でカードを固定して本体を元通りにして、こちらにも5300用ドライバーをインストール。起動は以前のように早いです。ネットワークキーを入れたらインターネットにもつながりました。速度も144Mbpsと倍以上の速さでサクサクです。
元は54Mbpsだったのが↓
こんな感じになっています↓
まあこれで無線LANカードは無事活用できることになりましたが、問題はMS-1057のタッチパッドの故障。
もう一度分解してみました。
やはりリボンケーブルのマザーボードとの接続部が問題のようです。
↓リボンケーブルを触るとLEDが点滅します
でも何度も抜き差ししていたら、とうとう全く点灯しなくなりました。もちろんこの作業は電源オフで、充電状態で緑の充電表示のLEDが点灯するか確認していたのですが。
外したケーブルの先端部をよく見ると、何か所か金属箔がめくれていて、1カ所は完全に切れたところがあります。がっくりです。まあ、マウスで作業ができますが、ベッドとかマッサージ椅子に座ってのインターネットなどでは不便です。
昔職場で支給されたノートなどには、タッチパッドなどなくてマウス専用というのもありましたが、もともと無いならそれで済んでも、今まで使えていたものが使えなくなるのはつらいものです。
でも、MSIのホームページを見ても入手は無理。希少機種なのでジャンクも期待薄。
それで最後の手段として、リボンケーブルの先端を切り落として、被覆を取り去って接続することにしました。
↓切り落としたリボンケーブルの先端部 いじったのでボロボロになっています
しかしこの被覆が固いのです。まあ簡単にはがれるようではだめですが、それにしても固い。
なんとかカッターで削ろうとしましたが、焦ると金属箔まで切れてしまいます。誰か被覆の取り方などご存じないかと検索しても、一体成型しているので無理とかの非情な答えだけでした。
ただお一人、パソコンではなく電気製品ですが、頑張ってカッターで被覆を取り除いて接続に成功したとの報告が。
私もダメモトで再チャレンジすることにしました。この時点で何度も失敗してケーブルはかなり短くなってきていましたが(泣)、慎重にやれば出来る!と自分に言い聞かせて最後の挑戦。
本当に、これで失敗したら接続できないくらい短くなっていましたね。
焦らず無理せず作業を続けていたら、なんとか5?程度きれいに露出させることが出来ました。ヤレヤレです。
そのまま差し込もうとしましたが、元の接続部には、裏にブルーのフィルムが貼られていて、抜き差し時のつまみになっていました。マザーのコネクタの隙間はそれに合わせているので、リボンケーブルだけ差し込んでもロックできません。
それで、スペーサーというかシムというか、ケーブル先端部の裏にプラスチックテープを2枚貼って厚みを調整しました。
祈りながらコネクタにケーブルを差し込んでロックしました。
ケーブルはギリギリまで短くなっています。
もとはこのくらい長かったのです。
そして電源オン!
成功しました。タッチパッドも各LEDも復活しました。
ああ、やれやれでした。普段何気なく使ってきたタッチパッド。同じく点いて当然だったLED。
作動しなくなって、ダメかと一時はあきらめて、それでも苦労してまた復活した今は、無性にありがたい機能のようにみえてきますね。
まあ身から出た錆とはいえ、この2日間はヤキモキしました。これにこりて、無駄にパソコンの改造などしなくなる、ワケはありませんね。それがビョーキというものです。
でも、良い子は決してマネをしてはいけません。
それにしても、リボン(フレキシブル)ケーブルの接続にケーブル先端差し込み式のコネクタを使うのは感心しませんね。
ちゃんとしたピン式のコネクタを使うべきです。
以前書いたDynabook SS1610のダーティビットの原因も、SSDの早すぎる劣化も、SS1600シリーズに使用されている差し込み式のハードディスク・ケーブルコネクタ(本当に華奢なケーブルです)の接触不良だと思っています。
ハードディスクのように、比較的電流が大きくてしかも常時アクセスを繰り返しているものに、差し込み式のコネクターなどを使用するのは間違いだと思います。
私はダーティビットの処理後、今回と同様ケーブル先端部にテープを貼って接触圧力を高くしたので、その後は全くトラブルフリーですが、そうでなければまた再発したと思います。
補足:無線LANカードのアンテナ接点には≪1 MAIN≫と≪2 AUX≫と表示されています。1には白またはグレー、2には黒のアンテナ線を接続します。ただ、私の場合は逆でもあまり違いがなかったのですが。(笑)