今回、偶然ですが、兵庫芸文センターが身障者には全く苛酷な施設だということがわかりました。
というのは、6日前の11月24日に、ヨメさんがデイケアからの帰宅時に玄関前でまさかの転倒。
幸い骨折等はなかったものの、麻痺側の足を打撲し、転倒時の恐怖もあって全く杖歩行が出来なくなってしまいました。それで現在はデイケア等で外出する時は、車椅子ごと送迎車に乗るという状態になってしまったのですが、問題は先行予約でゲットした観劇チケットです。
直近ではまず数日後に、兵庫芸文センターでの観劇予定が入っています。
なのでヨメさんは、二日前に劇場に電話を入れて、最近阪急中ホール上手側の階段通路に設置された車椅子昇降機を利用したいと依頼しました。
これですね↓
ところが、なんとこの昇降機、1か月前までに予約してもらわないとご利用できませんと担当者(女性です)にキッパリ断られたのです。
しかし、どこの世界に、計画して転倒する者がいるでしょうか。
今回の転倒までヨメさんは、兵庫芸文センターでの観劇のときは、毎回舞台下手側の長い階段通路を、手すりを頼りに一段一段下ってなんとか客席にたどり着いていました。
それができなくなったので昇降機を使いたいといったのに、「急に言われてもできません、これは劇場の方針です」との宣告。それなら元の席(最前部付近の良席です)は諦めるので、車椅子のまま観劇できる場所に変えてほしいと頼むと、これまた「全席完売なので席はありません」と全く取り付く島がありません。
しかし同センターのホームページには、
「各ホール車椅子のままでもご鑑賞いただけるスペースがございます。詳しくは、芸術文化センターチケットオフィス(0798-68-0255)までお問い合わせください。また、ご来場の際には、スタッフに声をおかけください。」と書かれています。
「スペース」であって「座席」ではありません。
それではどうしたらいいのかとヨメさんがすがる思いで聞いたら、ようやく何度目かの電話で、車椅子で行ける席を用意するとの返事がありました。なんとか見られるようにはなったのですが、やはりスッキリしませんね。
ちなみに、こちらで手持ちの席はどうなるのかと聞くと、即座に「売ります」とのこと。商売にはきわめて熱心です。
しかしね、みなさん。
1か月前までに事前予約しないと使えない車椅子昇降機っておかしいと思われませんか?
これでは、私たちのように、観劇直前に歩行困難になったら、まったく使えない設備です。
まるで、デパートでエレベーターに乗ろうとしたら「このエレベーターは事前予約が必要です」といわれたような気分でした。
この一件のあと、宝塚大劇場と梅芸、ドラマシティでも観劇予定のチケットがあるので、不安になったヨメさんが、それぞれの劇場に事情を話して障がい者席を使いたいと連絡したら、どの劇場も、極めて柔軟かつ懇切丁寧に応対してくれて、すべてOK。
一安心でした。
兵庫芸文センターの担当者はみなさん言葉遣いは丁寧ですが、絵にかいたような慇懃無礼さで、木で鼻を括ったような返事ばかりで、とにかく昇降機の使用を断ろうという意図が丸ミエでした。
設備があるのになんで使えないのかと、ヨメさんが理由を聞いたら、動かすための人手がないとバッサリでした。
道理で、同センターの劇場であまり車椅子のお客さんを見かけないはずだと二人とも納得でした。
いったいどういうシステムになっているのでしょうか。
もう過去のものと思っていた地方公共団体の、官僚的で硬直した劇場運営の実態を見せつけられた思いで、本当にガッカリでした。
というのは、6日前の11月24日に、ヨメさんがデイケアからの帰宅時に玄関前でまさかの転倒。
幸い骨折等はなかったものの、麻痺側の足を打撲し、転倒時の恐怖もあって全く杖歩行が出来なくなってしまいました。それで現在はデイケア等で外出する時は、車椅子ごと送迎車に乗るという状態になってしまったのですが、問題は先行予約でゲットした観劇チケットです。
直近ではまず数日後に、兵庫芸文センターでの観劇予定が入っています。
なのでヨメさんは、二日前に劇場に電話を入れて、最近阪急中ホール上手側の階段通路に設置された車椅子昇降機を利用したいと依頼しました。
これですね↓
ところが、なんとこの昇降機、1か月前までに予約してもらわないとご利用できませんと担当者(女性です)にキッパリ断られたのです。
しかし、どこの世界に、計画して転倒する者がいるでしょうか。
今回の転倒までヨメさんは、兵庫芸文センターでの観劇のときは、毎回舞台下手側の長い階段通路を、手すりを頼りに一段一段下ってなんとか客席にたどり着いていました。
それができなくなったので昇降機を使いたいといったのに、「急に言われてもできません、これは劇場の方針です」との宣告。それなら元の席(最前部付近の良席です)は諦めるので、車椅子のまま観劇できる場所に変えてほしいと頼むと、これまた「全席完売なので席はありません」と全く取り付く島がありません。
しかし同センターのホームページには、
「各ホール車椅子のままでもご鑑賞いただけるスペースがございます。詳しくは、芸術文化センターチケットオフィス(0798-68-0255)までお問い合わせください。また、ご来場の際には、スタッフに声をおかけください。」と書かれています。
「スペース」であって「座席」ではありません。
それではどうしたらいいのかとヨメさんがすがる思いで聞いたら、ようやく何度目かの電話で、車椅子で行ける席を用意するとの返事がありました。なんとか見られるようにはなったのですが、やはりスッキリしませんね。
ちなみに、こちらで手持ちの席はどうなるのかと聞くと、即座に「売ります」とのこと。商売にはきわめて熱心です。
しかしね、みなさん。
1か月前までに事前予約しないと使えない車椅子昇降機っておかしいと思われませんか?
これでは、私たちのように、観劇直前に歩行困難になったら、まったく使えない設備です。
まるで、デパートでエレベーターに乗ろうとしたら「このエレベーターは事前予約が必要です」といわれたような気分でした。
この一件のあと、宝塚大劇場と梅芸、ドラマシティでも観劇予定のチケットがあるので、不安になったヨメさんが、それぞれの劇場に事情を話して障がい者席を使いたいと連絡したら、どの劇場も、極めて柔軟かつ懇切丁寧に応対してくれて、すべてOK。
一安心でした。
兵庫芸文センターの担当者はみなさん言葉遣いは丁寧ですが、絵にかいたような慇懃無礼さで、木で鼻を括ったような返事ばかりで、とにかく昇降機の使用を断ろうという意図が丸ミエでした。
設備があるのになんで使えないのかと、ヨメさんが理由を聞いたら、動かすための人手がないとバッサリでした。
道理で、同センターの劇場であまり車椅子のお客さんを見かけないはずだと二人とも納得でした。
いったいどういうシステムになっているのでしょうか。
もう過去のものと思っていた地方公共団体の、官僚的で硬直した劇場運営の実態を見せつけられた思いで、本当にガッカリでした。